初めに言っておきますと、私の中では今年のベストバイ商品確定ですので、この記事を読んで興味を持たられたら即購入することをオススメします。(お値段もお手頃)
海外では先行して発売されていたgoogleのChromeCastですが、5月29日ようやく日本版がAmazon他、一般家電量販店でも発売になりました。

Google Chromecast ( クロームキャスト )
定価4200円(税込み4536円)設置~設定~使い方までのレビューをしたいと思います。
どんな商品?
簡単にいうとネットに接続できないTVでもHDMI端子さえあれば、本商品から無線接続され手持ちのPCもしくはスマートフォンから1タッチでYouTube動画などが、TV側へ出力して見れるというもの。

梱包もオシャレな外装でコンパクトにまとまっています。
内容物は
・HDMI端子型の本体
・USBケーブル
・HDMI延長コード
・電源アダプター
本体自体に電源は無いので、電源供給させる必要がありますが2パターンあります。
1:TV側のUSB端子に繋げて電源を供給
2:付属アダプターで直接電源供給
外付けHDDでの録画機能があるテレビならUSB端子が付いているはずなので1がお手軽です。
ない場合でも2の方法があり、これならHDMI端子さえあればOKなので液晶TVならよほど古いTV出ない限り使えます。
TVのHDMI端子の場所によっては、出っ張って付けにくいこともありますが、延長ケーブルを付属しているあたりユーザーに優しい商品で好感が持てますね。
TVへの設置と初期設定
自室のTVは無線対応の12年製ブラビアですが、このTVは単体でもYouTubeが見れるので、あまりChromeCsatを使うメリットも無いので、今回はリビングにある7~8年ぐらい前に購入した東芝のレグザZ3500で使用することにしました。

このTVは外付けHDD録画用のUSB端子がありますので、1の電源供給方法で接続できました。
延長コードが早くも役に立ってくれて、これが無かったら出っ張りで接続できないところでした。
ここから先はスマートフォンの専用アプリを使ってセットアップすることになるので、事前にインストールしておきます。
ChromeCast:
Android版 iOS版Android版での解説ですが操作は全く同じです。
全ての画面を撮影しておらず、メモも取っていなかったので多少手順が前後してるかもしれませんが、重要な所は抑えてあります。

1:TVを入力切替で接続したHDMI画面にするとセットアップ画面が表示されている
※されていない場合は本体に電源供給されていないことになる
2:スマホ側は専用アプリを起動する。両方揃った段階で「設定」をタッチ。

3:スマホ側に表示された4つの文字が、TV側の右下に表示されていることを確認し「コードが表示されました」を選択
4:スマホ側で本体名を変更できる(リビングと変更してみました)
5:Wi-Fiポイントの設定があるので、使っているルーターに設定してあるパスワードを入力
※ChromeCastはa接続には対応していないようです。スマホ側が事前にa接続でWi-Fiに繋がっていても、ここでは自動的にgに切り替わるので変更しておく必要はありません。

6:Wi-Fi接続が済むと自動的に本体のアップデートが始まる。
TV側に進行具合が表示されるが100%になると自動的に再起動(画面が暗転)するので、しばらく触らず待つ。
終わったらスマホ側の「続行」をタッチ

7:TV側が「準備完了しました」と表示されれば初期設定は全て完了で使える状態になりました。
設定に使用したアプリは今後使用することはありませんが、たぶんこのアプリを入れているとYouTubeアプリにCast対応になると思われるので削除せず置いておきましょう。
スマホでYouTubeをTVに出力

YouTubeアプリを起動すると、キャストアイコンが追加された旨の説明が入ります。
使い方は簡単で、見たい動画を再生させてからこのキャストアイコンをタッチすると瞬時にTV側に出力ができ、シーク移動なんかはスマホ側で操作できるようになります。

フルHDで出力されとっても綺麗。TVのスピーカーのほうが音も断然良いので今までと違った感覚でYouTubeが楽しめます。

480Pの昔の動画でも多少粗は感じますが綺麗に見ることができます。
PCはChromeブラウザを使って万能出力
PCではChromeブラウザに表示している画面(どのサイトでも)を出力できます。
予めアプリストアで専用アドオンをインストールしておく必要があります。
アプリストア:
Google Cast
インストールするとURL横にキャストアイコンが出現。
出力したい画面でこのボタンを押すだけで瞬時にTVに出力できます。

PCから出力で最大のメリットはどんなサイトでも対応できること。
例えばデイリーモーションの動画を全画面表示にして、キャスト出力するとそのままTVに映しだされます。
動画がHDやフルHDだとそのまま表示されるので、とても綺麗に映ります。
※現時点ではスマートフォンのChromeブラウザは対応していません。
以上がChromeCastを使った楽しみ方です。
何と言ってもどの家庭にでもあるTVが、この装置を使うだけで簡単にネットTVへ変身するのですから凄い商品。
難点と言えば、やはりパッと見ではどんな商品なのかわからないので、一般ユーザーが店頭で見ても意味がわからず購入するまでには至らないはず。
どの家庭でもこの商品が浸透していくにはやっぱりTVのワイドショーなんかで紹介されない限りは広まらないと思います。
ChromeCastに対応したアプリも今後増えると予想され、すでにドコモの「dビデオ」が対応でYouTubeと同じように使えます。
最後にも言いますが、本当にChromeCastは今年のベストバイ商品にイチオシできますのでぜひ購入を検討してみてください。
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