Android SDKで開発 エミュレーター起動編

前回で環境設定はすべて終わりましたので、今回は仮想デバイスを作成してエミュレーターを起動するまでを紹介します。

※仮想デバイスの作成=Androidのver指定と考えてください。
作成及びエミュレーターの起動はすべてコマンドプロンプトで行ないます。
またver違いで複数作成することも可能です。





<Android仮想デバイス(AVD)の作成>

まず最初にデバイス作成するときの書式は以下になります。
android create avd -n <仮想デバイス名> -t <ターゲットID>

※注意すべき点は単語ごとに半角スペースで区切ってください。
<仮想デバイス名>の「<>」」は分かりやすくしているためで実際には「<>」は入れないでください。
仮想デバイス名は好きなように名前を入れてください。

「ターゲットID」はAndroidのver指定になります。確認するためには「android list targets」と入力すれば下記画像のように確認できますので、まずはここから始めてください。

sdk25.jpg

画像ではIDは1~4まであります。Nameを見ればverがわかりますので、作成したいverのIDを確認してください。
(例:ver2.2を作成したい場合は4になります)


それでは実際に仮想デバイスを作成します。

android create avd -n mikan -t 4 と入力
(android verは2.2を作成したい場合)

sdk26.jpg

エンターを押すと下記画像のように表示されます。

sdk27.jpg

この後もう一度エンターを押します。

sdk29.jpg

このように表示されれで仮想デバイスの作成は完了しています。

作成できたか確認する場合は、「C:\Users\(user)\.android\avd\」を開くとファイルが入っていることを確認できます。
コマンドプロンプトで確認したい場合はandroid list avds
と打ち込んでください。

sdk33.jpg

(デバイス名).avdの中に設定ファイルのようなものが作成されています。



補足
<SDカード機能がある仮想デバイス(AVD)の作成>


SDカード機能をもった仮想デバイスの作成も可能です。書式は以下になります。
android create avd -n <仮想デバイス名> -t <ターゲットID> -c <容量>M
になります。(ターゲットIDの後ろが追加された部分です)

SDK46.jpg

実際に入力すると、android create avd -n mikan -t 4 -C 128M
と入力し先ほどと同じくエンターを2回押せば作成されます。



<仮想デバイスの削除>
削除したい場合はandroid delete avd -n <仮想デバイス名>
と入力エンターを押します。

sdk31.jpg

これで先程のフォルダを確認すると消去されているはずです。



<エミュレータの起動>
待ちに待ったエミュレーターを起動します。
起動の書式はemulator @<仮想デバイス名> になります。

sdk34.jpg

これでエンターを押すとエミュレーターが起動します。

sdk35.jpg  sdk36.jpg
sdk37.jpg

完全に起動するまで少し時間がかかりますので少し待機します。


以上でついにエミュレーターを起動することができました。
次は補足でエミュレーター内の言語変更などの設定を少し紹介したいと思います。


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1:Android SDKで開発 開発ソフト準備編
2:Android SDKで開発 環境構築編その1
3:Android SDKで開発 環境構築編その2
4:Android SDKで開発 エミュレーター設定編


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[ 2010/07/04 17:16 ] Android(SDK) | TB(0) | CM(0)

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