ARROWS NX F-05Fの「Super ATOK ULTIAS」とXPERIA Z2の「PObox Plus」
どちらが使いやすいキーボードか対決させてみました。

富士通 Super ATOK ULTIASページ
POBox Plusとの変換精度
あまり紹介されていないので知られていませんが、実はXPERIA Z2でも従来のPoBox Touch → POBox Plusに進化しています。
そこでキーボード入力で一番重要となる学習機能と長文の一括変換精度を調べてみました。
ARROWS NX F-05F

XPERIA Z2

住所入力で試した所
1:「きょ」→変換候補トップに「京都府宇治市」
2:「京都府宇治市」を選択→自動的に続く「五ヶ庄」が候補に挙がる
3:以降番地番号まで変換候補トップに挙がる
学習機能ではどちらも互角で優秀だということがわかりました。
※XPERIAの「つながり予測」機能はPoBox Pulsから搭載された機能です。
続いて長文での一括変換精度を検証
ARROWS NX F-05F

XPERIA Z2

結果はF-05Fでは「あさいち」→「朝市」が変換間違いがあった。
しかし、変換後の画像を見てわかるように、単語毎エンターを押す度に切り替わり任意で再変換修正は容易なのでさほど手間はかからないので許容範囲内。
対するXPERIA Z2では意外にも全文正しく変換されている。
ただ、PoBox Plusでは単語毎の再変換はできず変換後は確定してしまうので、もし変換ミスが合った場合の修正手間がかかる。
以上変換検証をしましたが共に精度は互角と見ていいと思います。
PoBox Plusが真似できない変換機能
基本的な変換機能だけ見るとPoBox Plusも頑張りましたが、やはりSuper ATOK ULTIASしか出来ない高度な変換機能もあります。
予測変換候補の多さ

例えば「おる」と入力後の変換候補の数ですが
F-05F → 53語
XPERIA Z2 → 30語
約2倍Super ATOK ULTIASが多い。
用語も「オルフェーブル」→競走馬(G1馬は結構対応)
「オルトプラス」→企業名(ソーシャルゲームメーカー)
と言った単語も予測されています。

こういった最新用語は「ATOK キーワード Express」というサービスが内蔵されており、メールアドレスで無料会員登録をする必要がありますが、登録後は毎週受信され用語が追加されていきます。
なお、毎週どれぐらいの用語が追加されるのかドコモにメール問い合わせして回答を貰っているので掲載しておきます。
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【ご質問3について】
「キーワードExpress」におけるキーワードの更新は、
1か月に13回以上となっており、1回に20用語以上を自動で追加します。
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郵便番号での町名変換

郵便番号から町名までを変換できる機能も備わっています。
機能を使うには:MENU長押し → 〒マーク方向にスワイプ
用語解説機能

変換候補の用語を長押しすると用語解説が見れます。
これは初代ARROWSから内蔵されている「富士通モバイル統合辞書+」から引っ張ってきているのですが、手順が簡略化されたことで辞書も有効活用しやすくなりました。
なお人名や専門用語、例えば株用語の「一目均衡表」みたいな言葉は対応していないので開いても解説が入っていません。
以上、POBox Plusと比較してみましたが機能の豊富さではやはり優っています。
POBox Plusでは英字・数字&記号を入力する場合、切り替える動作が発生しますが、ARROWSシリーズのキーボードはフリックで複数の文字・記号に対応しており、切り替える動作が必要無い点も以前から気に入っています。
基本となる予測変換、長文変換は両者とも合格点で1~2年前の端末から精度は大幅に向上しており、見た目は変わっていなくても賢さUPしていますので、ストレス無く使いたいなら買い替えも検討すべきだと思います。
※昔はapkでroot改造していなくても移植できましたが、今は出来ないのでSuper ATOK ULTIASはF-05Fを購入した人だけの特権です。
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