6月末から7月にかけて楽しみな事といえば3月に獲得した株主優待が沢山送られてくること。


普段は株価の値上がり(値下がり)で利益を目的に売買していますが、株主優待だけは別で権利日~権利落ち日の2日間だけの売買となります。
これらは権利落ち後の株価下落リスクゼロで最低300円から確実に獲得できるクロス取引を行っています。
手数料の安い証券会社に信用口座を作る
クロス取引を行うには売買手数料の安いネット証券会社を開設します。
私は売買手数料の安さで人気のある「
GMOクリック証券
」を利用しています。
次はクロス取引に必須な信用口座を開設しますが、この口座は誰でも作れるわけでは無く条件があり
★証券口座に現金200万円程度(最低100万円ぐらい?)
・株投資歴が数年(年数は自己申告なのでごまかせるかも)
★印は必須で現金が無ければ、口座開設を申し込んでも審査で落とされ不許可通知が届きます。
私の場合も過去2回落とされており
1回目:現金50万円程度 → ×
2回目:現金20万円+時価200万円分の現物株 → ×
3回目:現金200万円 → ○
保有株で200万円分の現物株を持っていてもダメなようで、審査中は口座に現金で入れておかないと審査に通らないようでした。
クロス取引の手順
信用口座さえ開設すればあとは毎月権利日に売買するだけ。

1:権利確定日(青枠)の市場が始まる朝9時までに注文をする
例:100株保有で優待権利が得られる銘柄を購入する場合
・現物で100株買を「成行」注文
・制度信用で100株売を「成行」注文
2:権利落ち日(赤枠)の市場が終わる午後3時までに以下の決済注文をする
・「売」保有している分を「現渡」にて決済
たったこれだけの手順でクロス取引は完了。
クリック証券の場合、最低購入金額が20万円以下の銘柄は最低手数料300円で済みますが、20万以上の銘柄は現物で買うと手数料がやや高くなるので、その場合
「制度信用買い」→すぐに「現引」
を行うと、最低購入金額に関わらず100円で済みます。
※クロス取引は株主優待を貰える権利は発生しますが、配当金は貰えません。
(「現物買い」と「信用売り」で配当金は相殺される為)
※信用売りでも金利が手数料とは別に発生し大体数十円ぐらいかかるので、その分も踏まえて最低300円ぐらいと表記しています。
逆日歩に要注意
売買手数料は300円に抑えることができますが、クロス取引の天敵は「逆日歩」にあります。
優待人気の高い銘柄(コロワイドなど)は特に高いことでも知られており、場合によっては数千円となってしまうこともあり、こうなると結局損をしてしまうことになるので、クロス取引においては逆日歩予想をすることが必要不可欠。
逆日歩が発生しにくい条件としては
・大型株(発行株式数が多い)
・直前の貸し株、売り残が融資、買い残より多い(大型株なら多少多くても大丈夫)
・3月9月優待(この月は優待銘柄が集中し分散しやすい)
もう1点注意事項として、「逆日歩日数」があり、カレンダーに○日分と書かれている物。
例えば
逆日歩100円で1日分なら
売買手数料300円+逆日歩100円=合計300円
逆日歩100円で6日分なら
売買手数料300円+600円=合計800円
逆日歩日数が多い場合、非常にリスクが大きいので私は絶対に逆日歩が発生しそうにない銘柄以外はクロス取引を行いません。
配当金・優待が来る時期
自社サービスの金券、割引チケットなどは、配当金が入る前の5月半ばに来ることがあります。
それ以外の優待や配当金は株主総会が終わった直後の6月末から順次送られてきます。
参考になるサイト
簡単にクロス取引の流れを説明しましたが、信用取引や逆日歩に関する知識が無いと完全に理解できないと思いますので参考になるサイトを挙げておきます。
松井証券:優待取りのクロス取引クロス取引についての理解はこのページを参考に注文すれば間違いないです。
「逆日歩 過去 ○○」と検索(○は銘柄名)
検索すると、「○○の過去の逆日歩 - 株主優待を極める」というサイトが大体1番目に出てきますので、これで銘柄ごとの過去の逆日歩を調べることができます。
0円~500円ぐらいなら安全です。
SBI証券:株主優待情報Yahooファイナンス:株主優待銘柄ごとの株主優待商品は色々なサイトで見れますが、SBI証券サイトは優待画像付きで、その月の銘柄リストが見やすいのでオススメ。
(口座開設していないと一部しかみれないので、未開設の場合はYahooのほうで)