デジオンから提供されているリモートアクセス機能付き動画プレイヤー「DiXiM Player」
iOS版は「
DiXiM Digital TV」として有料アプリ配信されていますが、Android版では有料配信されておらず、富士通の製品とNECカシオ、京セラの一部機種限定でプリインストールされているのみで、GooglePlayではダウンロードできない貴重なアプリ。

ARROWSシリーズではほぼ全機種でプリインストールされているDiXiM Playerを、最新機種であるARROWS NX F-05Fで機能を紹介。
F-05Fでは最新VER5.00で搭載

これまでARROWSはISW11F、F-10D、F-06E、F-01Fと買い替えてきましたが、DiXiM Playerがアップデートされることは無く、プリインストール時のVERのままでした。
F-06E以降からはさほど変わった印象は無いので、去年発売された端末にプリインストールされているものなら十分使い物になります。
同一ネットワークに繋がっていれば自動認識

ホームネットワークのDLNAが世の中に出てから10年ほど経過し、少し前の家電製品でも標準搭載されている機能ですが、最新機種では接続知識は不要なので初心者でも起動してすぐに自動認識してくれます。
認識条件は
双方の機器が同一ネットワーク上に接続されているだけ。
もっとわかりやすくいうと、自宅で使っている無線ルーター(aやgは問わず)に接続されていること。
薄い文字になっている場合は、その機器の電源が入っていない、もしくは待機状態の場合。
殆どの場合、端末上からアクセスすれば自動的に接続が開始され視聴できます。
(レコーダーの電源は入らないので、たぶん高速起動モードのようなもの?)
レコーダーやNasne内はしっかりジャンル分けされた状態になっていますので、すぐ目的の番組を選択できます。
DR再生にも対応

端末の通信(Wi-Fi・LTE)によって解像度は自動的に変わります。
自宅は光ファミリータイプ100Mコース、スピードテストは概ね20M~40MB程度(ルーター2階、視聴3階)と通信環境としては一般的だと思いますが、これぐらいの速度でも止まること無く安定して再生されます。

そしてDiximでは解像度を3段階で表示できます。
解像度はーで表示されなかったのですが、画質は非常に綺麗でおそらくHD以上だと思います。
なおDR再生もできるようですが、見た感じは通常のブロードバンド画質モードと違いがよくわからない程度だったので気にしなくてもいいかも。
TVにも出力可能

液晶TVがネットワーク接続できるタイプなら、「別の機器で再生」からTVへ出力して見ることも可能。
※XPERIAシリーズで言うならThrow機能と一緒
レコーダーではTV接続前提なので、わざわざこんなことをする必要は無いですが、PS3もレコーダーも無くNasneをNAS代わりに使用している人には覚えておくと便利な機能だと思います。
リモートアクセスは専用機器が必要

外出先からでも自宅の録画映像を再生させる、リモートアクセス機能が搭載されていますが、残念ながらこの機能を使うには専用の機器を別途購入する必要があり、上記のようなエラー画面が出てしまいます。
製品の機器・環境ページに必要な対応機器情報が掲載されています。
持ち出し機能でカバー

リモートアクセスできなくても定番の端末に番組をコピーする持ち出し機能がついているので、旅行時にはいくつかSDカードにコピーしておけばいいでしょう。
番組タイトルを長押しすると円形メニューが出るので、「↓」マークをタッチすればコピーできます。
全部入りがウリのARROWSの中でも特に高機能で使えるアプリが「DiXiM Player」。
XPERIAと違って独自の映像処理技術は弱いながらも、レコーダーとの連携はこのアプリで万全なので利用価値は高いです。
<関連記事>
■
iPadで地デジ録画番組見るなら「Media Link Player for DTV」がコスパに優れる■
DTCP-IP非対応の海外端末でも地デジ再生可能「TV SideView」使い方■
新型nasne購入 メディア/ファイルサーバー機能は本格的なNASだった■
TMPGEnc video mastering works 5の使い方|TV録画映像→MP4変換手順