ドコモの第1四半期決算が発表されたので、ざっと説明資料を見て注目ポイントを挙げてみました。

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MNPによる解約率減少・タブレットに拡大余地

第1四半期での大きなポイントは
大幅純増に加え、MNPによる解約率改善が見られること。
年配者は長年ドコモを使い続けているので安心ですが、若者層の解約率が下がったということは、やはりiPhone販売や学割が効いているのかも。
あとは新料金プランで家族と一緒に入るケースも今後増えそう。
中間の30~40代が複数回線持ちで出入りが激しい層になっているのだと思います。
総販売数(スマートフォン販売数)は前期比同水準ということで、昨年夏モデル辺りからスペック的にも一般ユーザーは満足できる性能になっているので、今後新製品が発売されても伸びにくいと予想されます。
その点タブレットは7インチ~10インチまでの端末選択肢が少ないので、もしかしたら今後ラインナップを豊富に揃えてくれる期待があります。
キャッシュバックは不健全、月々サポートは減らしていく
決算説明会動画での重要発言
35:00頃 「キャッシュバックは不健全」加藤社長直々にキャッシュバックで顧客獲得はしていかない方針を明確にしています。
都心の携帯ショップではまだキャッシュバックがあるようですが、地方では一般ユーザーが購入する家電量販店や大手スーパーに入ってる携帯ショップではキャッシュバックは殆ど見かけないので、3月の決算発表を見て予想したように今後も乞食狙いはしてこないでしょう。
現在はauが絶賛乞食受け入れ中のようです。
49:00頃など複数回発言「月々サポートは減らしていく」月々サポートについても今後は減らしていく方針のようです。
この辺りは既存ドコモユーザーにとっても少し不満。
長期契約者の割引も目立っていいわけではないので、減らすなら端末価格を下げるなり、2年縛りの違約金を無くすなりしてサービスを改善してほしいところ。
好調の新領域収入→スマートライフ事業に


更に拡大し続ける新領域収入は第1半期からスマートライフ事業として名称変更。
年間目標7700億と今後はスマートライフ事業の伸びが重要になってきます。
少し前まではオプションパックやiコンシェルのように、使い道に乏しいサービスで即解約していましたが、最近は非常に満足度の高いサービスが続々提供され、「dマガジン」は初めて月額契約しましたし、「dデリバリー」「dファッション」もよく利用しています。
※まだ浸透していませんがdデリバリーなどドコモポイントは1P=1.08円分で使えるのでお得です。
新しいサービス提供については残念ながら発表されませんでしたが、年間目標額を見る限りまだまだ新サービスは出てきそうな気配。
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