サイバーエージェント決算と説明会資料を読んだ上での今後の対策メモ

サイバーエージェント2014年度9月期決算内容と説明会での藤田社長のコメントをメモしておきます。

【1Qですでに42億の特別利益が発生】

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10月に旧カカオの株式を売却し1Qで42億円の営業利益計上が確定している。
コメントによると別勘定として考えているようで、1Qは既存事業だけでもしっかり利益確保するとのこと。
よって1Q決算の進捗はかなり良くなるものと想像できるが、この事実を忘れてしまうと数字だけ見て好決算と捉えてしまうことになるので要記憶。

その他、投資先として直近IPOでロックオン、セレスが上場しており今後も投資事業で特別利益が発生しやすい状況。



【15年度は19本のアプリを開発中】

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15年度は19本(ネイティブアプリ含む)開発中とのことだが、具体的なタイトル及び開発画面の紹介は無かった。
※10月末時点で「もうすぐ遊べるサービス」で判明しているゲームは4本

既存タイトルは「戦国炎舞」が稼ぎ頭
「グランブルーファンタジー」「ドラクエモンスターズ」は更に伸ばしていける。
「ポコロンダンジョン」「ギャングロードジョーカー」も好感触とのこと。

これまでガールフレンド(仮)が主力タイトルで毎回状況の報告があったが今回は無し。
ここ半年ほどガルフレの状況を覗いておらず、Amebaブラウザゲームも全く変化が無いため本当に黒字化が続くのが疑問だったが、4Qで売上107億、営業利益15.2億確保して回復しているので運営が非常にうまくいっていると感じられた。

15年度はAmeba事業単体で営業利益80億(目標は100億とのこと)と、依然高い目標設定だけど昨年のようなCM宣伝、コイン無償バラマキは減っているので、ガルフレに続くタイトルが出てくれば達成も可能か。

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グリー、モバゲーのブラウザゲームが衰退しているのに対し、Amebaのブラウザゲームを横ばいでキープしつつ、ネイティブゲームを伸ばしている所が良い。



【音楽配信サービスは間もなく発表される】

説明会では詳しい言及は控えられたが、少し前にリークされた音楽配信サービスは間もなく正式発表されるとのこと。
(個人的にはAmebaコインで音楽が買えたりすると嬉しい)

今期はエンタメ、コミュニティ分野を強化するとのことで、年末年始に「755」のCMを行うとのこと。
※秋元康&AKBが利用を始め会員数が8月から倍増し40万人を超えている



【通期予想はほぼ四季報通り】

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今期会社予想は
240,000/28,000/28,000/14,000 配当50円

四季報予想では
220,000/27,000/27,000/13,500 配当40~45円

ほぼ予想通りの着地で、現時点での株価でPER17.5倍

サイバーは2年間応援し続けているけど、これまで下振れ不安が所々でありながらも最後はキッチリ予想通りに仕上げてくるので意外と下方修正の心配が無い。
逆に大きな上方修正も無いが、SNS企業の中では本当にブレが無く信頼できる。


決算では予想範囲内の好決算もサプライズは無かったので、暫くはチャートに沿って穏やかな動きになると予想。
逆に言うと下値不安が無くなり長期投資に向いているということになる。

今はバンナムに投資中なのでまだ購入まではいかないが、今後ネイティブアプリや共同出資したLINE GAMEの動向次第で反応するかもしれないので、それまでには少し買っておきたいかも。

[ 2014/10/31 00:20 ] | TB(0) | CM(0)

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