Xperia Z3 Tablet Compact(SGP611)を購入してもうすぐ1ヶ月となるので、いつものように項目ごとにA~Cのランク付けと感想を書きます。
なお比較対象としてiPadminiRetinaとXPERIA Z2 Tabletを考慮に入れてます。
デザイン

デザイン B+
カラー C+
Z2TからZ3TCに僅か半年ほどで買い替えた一番の理由は
待望の8インチXPERIAだから。
Z2Tも購入時のレビューで全モデルから大幅なスペックUPに加え、スタミナモード搭載などスマホのXPERIA Z2よりも進化が大きいと高評価したのですが、やっぱり10インチというサイズは大きすぎて使い勝手が悪く、結局購入当初に少しイジって満足してしまったら眠ってしまってる状況でした。
270gと非常に軽く、片手で下部分をちょこんと摘むように持っても殆ど疲れませんし、ブラウザから電子書籍、動画に至るまで全ての用途に適するので今回は1ヶ月立った今でも自宅でもかなり頻繁に使っています。
カラーについては毎度の事ながらバリエーションに乏しいのでダメ。
ただ背面の質感はVAIO Proの天板とよく似た材質で、指紋が付きにくくなっている点が◎
(Z2Tよりもザラつきがあるというか、光に当てるとちょっと粒子みたいなものが見える)
iPadminiRetinaと比較しても多少縦長ですが、Z Ultraほど縦の割合が大きいと感じなかったので、4:3の写真を表示してもそれほど違和感はありません。
持った時にすぐ分かるぐらい60gの重量差は感じます。
ただiPadは背面にかけてカーブしていることもあり、持ち持ちやすさも考慮に入れるとそんなに軽さはアドバンテージにならないかなと思いました。
解像度

解像度 B
この評価は画面が粗いというわけでは無く、WUXGA(1920×1200)で発売したことによるガッカリ感。
SONYは毎度小出しで新商品を販売していくスタイルですが、やっぱりタブレットとなると最低でもWQHD(2560×1440)で発売して欲しかった。
iPadminiRetina(2048x1536)でホーム画面やブラウザページを開くと、パッと見た感じ画面の見やすさは同じぐらいなんですが、iPadのほうが何か画面が艷やかな印象を受けてしまい、せっかく画面は綺麗なのにZ3TCのほうが一気に安物っぽく見えてしまうのが非常に残念。
来年は確実に8インチでも解像度は上げてくるはずで、そこでまた買い替えすることになるとは思いますが、WUXGAは大きなマイナスで、この点だけで私はベストバイ商品に推せませんね。
バッテリー

バッテリー安定度 A+
Z2Tで前モデルから大幅な改善があったバッテリーですが、Z3TCでもその威力は引き継がれていて、スタミナモードを使用するとスリープ時の安定度は抜群で、多少使っても3日ぐらいは充電しなくても余裕で持ってしまいます。
音質・画質エンジン
音質(スピーカー) B+
画質エンジン A+
16:9写真 Z3TC(ダイナミックモード)

16:9写真 iPadminiRetina

画質エンジンはX-Reality for mobileに加え「ダイナミックモード」が新たに加わっており、より色彩を強めた演出で画像を表示してくれます。
SONYの色味付けはすごく好みなので、画質エンジンに関しては贔屓になってしまうけど満点。
因みに画質エンジンをOFFにするとipadminiと同じような感じで表示されるので、気に入らない人でも満足できます。
スピーカーに関しても音を大きく上げ過ぎると音割れしてしまいますが、適度な音量だとすごく聞き取りやすいので良質。
音質に拘るなら別途イヤホンは必須。
総評
あらゆる使用場面において使い勝手が良くなり、使用頻度が増えたことについては早期にZ2Tから買い替えて満足でした。
現在は電子書籍もZ3TCで見るようになり、iPadminiRetinaの使用頻度は更に下がったものの、やはり解像度だけがどうしても劣って見えてしまうので、完全にXPERIAがiPadを上回ったと言えない。
フルHDタブレットとしての完成度は非常に高いのでオススメ出来るのですが、XPERIA好きとしては無難すぎる作りでもうちょっと攻め込んで欲しいと思う商品でした。
なのでいつもと比べて評価は辛めになったかも。
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