ソニーの高級ハイレゾ対応ポータブルアンプ「PHA-3」とバランス接続用ケーブル「MUC-M20BL1」を購入しました。

購入価格、ここまでのハイレゾ使用履歴、感想などをレビューしたいと思います。
購入価格
SONYのポータブルアンプPHA-3とバランス接続ケーブルを最安値より更に安く購入すでにお買い得に購入できたことの記事は作成していますのでそちらで。
PHA-3はこれまでのシリーズよりもかなりお値段も高くなっているので、様々なポイント還元を計算し探すと現状の最安値より更に安く購入できます。
今回はバランス接続ケーブルと合わせ
実質80914円の費用で購入できました。
オーディオ購入歴
スマホは結構買い替えていますがオーディオ関連に関しては、昨年中森明菜のハイレゾアルバムを初めて購入し興味を持ち始めたジャンルなので、初心者から少し脱却した程度。
ただモノだけはそれなりにいいものを買っています。
初購入:ソニーのXBA-30(売却済み)
※この商品以前は音が聴ければよかったのでスマホ付属の安物イヤホンしか触れていない
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透き通るような音質が特徴のソニー製イヤホン「XBA-30」レビュー売却理由:もう1ランク上のイヤホンで聴いてみたくなった。音質・装着感は満足できていた。
2つ目:ソニーのPHA-1(売却済み)
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SONYのポアタン「PHA-1」レビュー S-Masterの代わりになるのか売却理由:高級イヤホンで聴いた時ほどの大幅な変化は感じず、この中ではイマイチだと感じ殆ど使わず売却した。
3つ目:ソニーのウォークマンNW-ZX1(売却済み)
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ウォークマン「NW-ZX1」レビュー 音楽機能編売却理由:音質は素晴らしいが、バッテリーの持ちや解像度、動作の悪さといった音質とは関係ない部分での使い勝手で不満があり手放してしまった。
4つ目:ソニーのXBA-H3(現在も保有)
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SONYハイレゾイヤホン「XBA-H3」レビュー ZX1を使った音質の感想5つ目:デジファイ付録のアンプ2個(売却済み)
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約8000円でハイレゾ対応アンプが手に入るデジファイ付録の感想売却理由:クセが無くとっても綺麗な音で、僅か8000円でハイレゾ環境が整うなら素晴らしいと思ったが、基板むき出しで取り扱いが難しいことと、ケースを買うと結構高くなってしまうこともあり、PHA-3購入資金として早めに売ってしまった。
そして6つ目がPHA-3とバランス接続ケーブルとなります。
こちらの購入理由はXPERIA Z3のハイレゾ対応がとてもZX1に遠く及ばない音質であったことと、先日デジファイ付録についていたハイレゾアンプを使い、思いのほか素晴らしい音だったのでまたハイレゾへの興味が出てきた為。
そして、発信されているレビューでバランス接続前提だという記述が多かったので、専用ケーブルを買った次第です。
(バランス/アンバランス接続というものは勿論初耳でどういうものか殆ど理解していません)
PHA-3の外観の感想

専門的なことは抜きにして今回PHA-1と大きく違う所は、
別途USBケーブルを買わなくてよいということ。
PHA-1ではXPERIAで使用する時、エレコムから発売されているTABLET Z用の特殊ケーブルを購入しないと、変換ケーブルを繋いで接続する必要があり不格好でしたが、PHA-3ではAndroid端末用の専用ケーブルが付属しているので、これ1本でデジタル接続可能なのが嬉しい。
※ウォークマン用の専用ケーブルも有り。iOS端末ではそちらに付属しているケーブルを使えばよいみたい
デザインがリニューアルされていますが、私は丸っこいデザインが好きということもあり、今回のほうが断然好み。
重量もわりと軽めで、たぶんスマートフォン2台分ぐらいの重さ。
音楽は自宅でしか聴かないので持ち運びは気になりませんし、小さいのでテーブルの上にちょっと置いておいたとしても全然気になりません。

ケーブルについては最初これだけで1万近い値段はちょっと高いと感じていました。
しかし、実物を見てこれは購入してすごくよかったと思った所が
ケーブルの質感と装着感。
ケーブルは靴紐のような質感で、通常のものより軽く絡みにくい利点があります。(長さは2mもいらないけど)
そして、耳かけタイプじゃ無いことで装着がしやすくなったことが何より嬉しい。
XBA-H3付属のケーブルはあの分厚くふにゃっとした耳かけ部分に違和感があり装着にも手間取るので嫌いでした。
こちらはイヤーピースさえフィットしていれば、ちょっと大きさで下がってきそうな感触はありますが、外れたりすることは無いので、初めから耳かけ仕様にする必要性は無かったんじゃないかと思ってしまいます。
Z3で音を聴いてみた感想
★過去に使用したZX1やデジファイ付録のアンプとの比較になりますが、現在は所有していないで記憶だよりと言うことと、オーディオ関係の専門用語は知らないので感じたままの表現で書いています。
★音楽は演歌から最近の曲まで幅広く聞きますが一番良く聴くのは80年代の音楽
★ハイレゾ曲は中森明菜と高橋真梨子のベストアルバムを所有

バランスケーブルとZ3を接続するとこんな感じで、そんなにごちゃごちゃせずセッティングの煩わしさもそれほどありません。
なおZ3本体設定-音設定-オーディオ設定-ハイレゾオーディオ(USB)
にチェックを入れると、アンプ側から音が出るようになり、Z3側のClearAudio+などの切り替えを行っても、音質に変化が無かったので、間違いなくアンプ側から再生されているようでした。
※試しに外部アプリの「Poweramp」で試した所、こちらはこのアプリのプリセット設定の切り替えで音質が変わってしまったので、アンプ側からの再生に対応していないのかもしれません。
まずはPHA-3+XBA-H3付属ケーブルでのアンバランス接続で聴いて見た感想。
Z3直挿しでの弱々しいハイレゾ再生に比べると、流石にパワフルでZX1を使っていた頃と遜色無い音質でしたが、それ以上という感じもしない印象。
むしろ、デジファイ付録が1万円に満たない価格で、綺麗な音質(たぶんこちらはフラットな感じ)で再生できたことを考えると、価格に見合わないなというのが率直な聴きはじめ直後の感想。
ここまでは
XPERIA Z3のハイレゾ対応はやっぱり言葉だけだったというのが私の意見。
続いてバランス接続で聴いて見た感想。
!!! 音の出だしが柔らかいというか迫力は同じくあるのに何か聞き取りやすい。
そのまま、最後まで曲を聞きづけても先ほどのアンバランス接続と全然違う印象。
専門的には言えないですが、今まで1本のケーブルから全ての情報が送られてきたものが、2箇所から送られてきたから情報の渋滞が起きていないといった感じ?
イヤホンはソニー製品しか使ったことは無いのですが、楽器のドンドンという低音がわりと強調されるイメージがあり、場合によってはボーカルと混ざり合って少しウルサイと感じることもありましたが、バランス接続はお互いがくっついておらず、ボーカルがやや前に出つつも楽器演奏はその後ろでしっかり聴こえてるといった感じでしょうか。
この音を聞いた後ではアンバランス接続は確かに迫力があっても、ボーカルと楽器演奏が共に強調しあってると言った感じで、凄く聞き疲れするように思えてきました。
アンプは何時間も使わないと本当の音は出ないということが書かれていたりもするので、まだ本来のものじゃ無いと思いますが、
PHA-3はバランス接続前提ということはライトユーザーが聴いても確かにそうだと感じました。
最後にレビューサイトで指摘されている点について簡単に見ると
発熱・・・室温15度ぐらいで使用していますが、30分ぐらいでもほんのり熱くなる程度なのでアンプが故障してしまうような心配はありませんでした。
充電・・・PCからのUSB充電で数時間ぐらいかかりますが、毎日外出時にも聴くようなことはしないので充電時間は全然気になりませんでした。専用アダプターの必要性も私はありません。
その他、ノイズといった不具合も無く品質に全く問題はありません。
PHA-2より格段に価格が上がったことで、まだ個人所有者による評価レビューが少ないですが、たぶんXBA-Z5のような価格に対する期待感が大きすぎて低評価みたいな事にはならないと思いました。
最近のXPERIAは攻めこみが無く無難なものばかりで物足りない印象がありましたが、PHA-3は特定の使用以外はお断りみたいな部分があり、久しぶりに尖ったソニー製品が見られて大満足でした。
今まで購入してきた中でもサイバーショットDSC-RX1に続く至高のデジモノとして長く愛用したいと思います。
2015年1月31日追記:XBA-Z5もついに購入してしまいました
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