私は雑誌を読むのが好きで「dマガジン」を契約、単品では「Readerストア」「Kindle」を利用しており、今は電子書籍9:紙1の購入割合となっています。
しかし、データを端末にダウンロードせずブラウザで読む電子書籍は、画質がイマイチ・動作が重いというイメージがあり敬遠していたのですが、今回Amebaが運営する「読書のお時間です」でコミックを試し買いしてみた所、これまでのイメージを覆す使い勝手だったので紹介したいと思います。

サービストップページ:読書のお時間です
Ameba:会員登録ページ※Ameba会員(無料)でログインすることが必須なので、会員でない場合は最初に登録する必要があります。
(新規会員登録すると300コイン貰えるので、それを使って1冊購入しどんな物かすぐ試し買いできます)
※会員登録及びサービスの利用はスマホ専用となります。
(OSや端末は概ねどのような物でも対応しているようです)
※サイトイメージは女性を意識した作りになっていますが、少年・青年コミックも多数取り扱ってます。
運営会社の詳細
東一上場の企業サイバーエージェントが親会社。
昨年12月まで直轄のAmebaが運営していましたが、現在はサイバーが100%子会社のブックテーブルが運営しています。
補足として書いておきますと、一般的には子会社というと別企業が管理するということを思い浮かべると思いますが、サイバーではある程度成功した部署を切り分けて子会社化という方式をとっています。
(住所を見てもサイバーとブックテーブルは全く同じ)
なので実質サイバーエージェントが運営していると考えてよいです。
ベンチャー企業から出発した会社ならではのやり方なので、その辺を胡散臭い企業で怪しいと不安がる必要が無いことを補足しておきます。
因みにブックテーブルと検索すると企業HPが出てきますが、個人のFacebookみたいな感じになってます。
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株式会社ブックテーブル対応端末
対応端末ページで公開されています。
・iOS5.0以降でiPhone4以降 iPad/最新のiPod
・Android2.3以降で国内のキャリアから販売されているAndroid端末
※SIMフリーの海外XPERIA Z3などを使用していますが、問題なく購入・閲覧できることを確認しています。
サイトUIは使いやすく本棚で管理できる

一時期Amebaスマホと頻繁にCM宣伝していたぐらい、サイバーエージェントはスマホサイトを僅か1年弱でモバゲーやグリー以上のUIに仕上げてきただけあって、非常に洗練されたサイトUIで見やすく使いやすい。
取り扱いはコミックのみですが、Amazonなど大手で取り扱っている本は大抵揃っています。
何万冊と膨大なので、トップページのオススメやジャンルから見つけるのでは無く、直にタイトル名・作者名を打ち込んで検索をします。
(精度は非常に高く、他社のように関連本までヒットすることは無いので目的の本を探しやすい)
販売されているコミックの大半は購入後無期限で何度でも読み続けられます。

全てのコミックで10ページ程度の試し読みが出来ますので、誰でも所持している端末で正常に読めるか確認できます。
購入は現金では無く、Amebaサービス共通(ゲームなど)で使える「Amebaコイン」を使用して購入します。
(Amebaコイン自体はサイトからキャリア決済やクレカなどで購入出来る他、コンビニなどでもプリペイド販売されています)
また購入するごとに、このサイトのみで使える「ポイント」も1%還元されます。
※以前は読書券と呼ばれるアイテムを配布し、コミック1冊と交換するシステムもありましたが、現在はポイント還元制に変更されています。

ブラウザマンガで最も重要なポイントが本棚管理機能。
ここが使い安くないと、今後本を沢山購入した時にごちゃごちゃになって、目的の本を開くまでに時間がかかるようではダメなサービスとなってしまうわけですが、そこはしっかり良く出来ていました。
まず本棚は1ページで9冊(3×3)まで表示され、以降は次ページ開いて辿っていくことになります。
しかし、本が膨大になるとページ数も多くなり二桁ページ数にもなってくると、この方法ではダメになってきます。
その場合は「本棚設定」を開き、シリーズのプルダウンからマンガのタイトルごとにリスト化されますので、ここでソートをかけると、すぐに目的の本へたどり着けます。
ゴルゴ13は最多の175巻まで発売されていますが、その場合でもページ数は20ページ以内に収まるので何とか許容範囲の使い勝手だと思います。
※誤って「選択削除」で購入した本を本棚から消してしまっても、本の詳細ページより「読む」を選ぶことによって元通りに戻せます。

本を開くとビューワがすぐに立ち上がり、どんなコミックでも約3~4秒で開きます。(Chromeを使っていますが、ブラウザは何でも対応しているはず)
そして一番凄いと思ったのが、読み込みスピードがブラウザとは思えない表示速度で、データを端末DLして読む電子書籍と全く同じ体感。
(スクロールバーでどのページへ飛んでもすぐ表示される)
ビューワーの質も良く、横フリックでページを捲る場合でもモッサリ感は無し。
設定では「速度優先」にすると画質を落とすみたいなのですが、パッと見ても全然ぼやけた感じもなく非常に綺麗。
横開きで雑誌感覚の2ページ表示もできますが、これはタブレット向きでスマホなら縦の1ページ表示が読みやすい。

8インチ、6.4インチ、5.2インチの各種XPERIA端末で表示。
Amebaにログインすれば一つの購入アカウントで何台でも読めます。

公式ではスマホ専用マンガサービスと謳われているのですが、実はPCブラウザでもログインすれば普通に読むことはできます。
PCなら横開き2ページ表示でもハッキリ認識できる文字サイズで読めます。
Amebaコインは至るところで配られる
スマホでは無料アプリDLなどで、ポイントを貰って換金するアプリが多数あることでお馴染みですが、Amebaサイト内でもそうした試みは多数あります。

Amebaで提供されているゲームを游ぶことでポイントが貰えるシステム。
(1回限りでは無く、例えば毎日スタミナを0まで消費させる、などAmeba内のサービスを回遊することでコインが貰えます)
毎日チャレンジできるルーレットなどなど。
Amebaはかなり昔から利用しているコアユーザーですが、こうして回遊するだけでもかなりのコインがタダで貰えたりするので、課金することに抵抗がある人でもひと月にコミックを1~2冊分のコインを貯めることができます。
(Amebaは一見するとゴチャっとしたサイトに見えますが、こうした回遊を促す目的で作られているのだと思います)
隠れた優良電子書籍サービスだった
元サイバーエージェントの株主ということもあり、会社にえこ贔屓してしまう所はあるのですが、客観的に見ても欠点らしい欠点は無くPCでも実は使えるなど、LINEマンガなど同業サービスと比較してもユーザーへの還元施策も豊富。
もっと知名度があってもいいのにと思ってしまいます。
雑誌は販売していないので、そこはこれまで通りdマガジンの契約も継続していきますが、今後コミックを買いたいときは、このサイトを継続利用することにしました。