サイバーA(藤田 晋)信者なので今回も2015年度決算資料と説明会動画を見た上でのメモ。
2014年4Q決算時メモ
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サイバーエージェント決算と説明会資料を読んだ上での今後の対策メモ進捗率 売上26% 営業利益45%

決算数字において注意したいポイントは、4Q決算時の説明会でkakaoの売却益が42億(今回発表は48億)分、発生することが事前にアナウンスされていた点。
48億(投資事業)+76億(その他)=125億ということなので、48億分は一過性の収益で織り込み済みと考えたほうが良さそう。
しかし、投資事業以外の営業利益76億は過去最高となっており、ここ最近の株価推移を見ても素直に↑反応する評価となりそう。

事業別に進捗率を見ると、投資事業以外は少し上回る程度だが、ここ最近のネイティブゲームは既存タイトルのみ好調、Amebaに至っては未だにガルフレ並のヒットタイトルが出ず、この辺りが実際にユーザーとして見て不安要素だったので、今回は株購入を見送った程だったので、かなり意外な数字でビックリしてる。
5つの事業の中で最大の鍵を握るのが、自社で運営し利益率の高いAmeba事業だというのは今まで通りだけど、説明会動画では80億予定だが100億を目標にしてるとのこと。

Amebaスマホは投資期から、現在まで目立った新サービスが出ていないと思っていたのだけど、利益が出ているということは運営力がやっぱり凄いのだと思う。

DeNA・グリーが下降気味に対しサイバーはブラウザゲームも横ばいを維持している点が収益の安定性を物語っている。
海外ゲームが縮小気味で、ここも伸ばして欲しいところだけど、
社長ブログでいずれ海外展開も本流にするが今年は見送るようなので、まずは国内のSNSで勝負するとのこと。

新作は1~3月までに5本提供予定で、その中で一番期待できるのがサイゲームスから出る「リトルノア」
見た目はクラッシュ・オブ・クラン系で、コアユーザー向けに見える。
Amebaから出るゲームとしては、すでにゲーム内で告知済みされているが、「ガールフレンド(♪)」がネイティブの音ゲーとしてリリース予定で、これはガルフレプレイヤーがそのまま流れ込んでくるのでヒットは確実。
その他の情報
・755はお正月のCMに8億投資しユーキャンCMで1位獲得。ユーザー数は80万→350万に拡大
芸能人から利用者が増え、一般人にも波及しているとのこと
収益化に向けて一定規模に達するまではマネタイズする予定はまだ無い(AWAも同様)
・3月に755の更なるプロモーションと、音楽配信サービス「AWA」もプロモする
また下期に更に755や新規事業の音楽・動画サービス向けに宣伝投資するかも
・インターネット広告事業はスマホ向け中心に安定。3月が一番伸びる季節
・Amebaは新たに手がけているキュレーション、女性向けメディアを伸ばす方向
(DeNAと方向性が被る! ネット上ではキュレーションの収益性が疑問視されているが、企業側は総じて自信を持っているので、この分野は今後も要注目)
サイバーに集中投資している2013年頃は、Ameba事業赤字→黒字転換の境目で数字が悪く見える部分は社長のリップサービスで感じが変わったりもしたものだけど、ここ最近は数字が安定しているからか説明資料をサラッと読み上げる程度でアッサリしてる。
ゲームタイトルの売上についても今回はランキングについての資料も無かったし、特にヒットしているタイトルの月商がいくらなのかも言及されなかった。
(DeNA絡みとしてグランブルファンタジーの月商が気になっただけにちょっと残念)
サイバーはゲーム事業だけに偏らず、創業当時からの広告事業が非常に手堅いので、ミクシィやガンホーのようなハラハラする投資にはならないので安心できる。
とりあえず今回の決算は私の中では特に動きの無かったと思った1Qが予想外に数字が良かったので、急遽300万円を証券口座に入れて、明日4800円ぐらいまでで寄付いてくれれば買ってみようかとも思う。
ドラクエ返金騒動の2014年2月始めが5200円ぐらいだったので、それから1年調整しているだけにここは中間決算までに抜いてくると思う。
因みにDeNAについては不安要素が消えつつあり、復活の期待値が高いので勝負銘柄に変わりはなく現時点で11000株保有しているが、ほんの少しだけ決算前に減らすかもしれない。