毎年3月はMNPでのキャッシュバックを行う販売店が多く転売組からの出品も多いわけですが、スマホを使う側してもまだ型落ちにはならない最新機種が底値で転売屋から購入できるので買い替え時期としては最適。
3月下旬に入りチラシも多く見かけますが、一番目に付くのが3キャリアともSO-01GとSO-02G。
ヤフオクでの落札相場もほぼ底値に近くなっているので、1週間以内に現在使用している海外版のXPERIA Z3(D6653)からドコモのSO-01Gに新調を検討しています。
というのも去年からの格安SIM(MVNO)ブームにより、更にSIMフリー端末の価値が上がり機能はそれほど変わらないにも関わらず価格乖離が進んでいます。
ドコモ版との価格差

オークファンで最近の新品SO-01Gの落札価格を調べても大体4万円前後。
スマホの最底値は不人気機種を除けば大体30000円~35000円となり、この価格になる頃はすでに最新端末の発売直前で型落ちとなります。
お手軽なAmazonでも新品で43000円台でかなりの数がマーケットプレースから販売されています。
auのSOL26も大体同じで、ヤフオクなら1000円~2000円安いといった感じ。
でもau端末はMVNOでの使い勝手の悪さから価値は一段低く見られているので、今の価格差ならドコモ版のほうが将来的に価値は高く維持できます。
一方のD6653は発売から一貫して7万円台をキープしており高値安定。
ヤフオクでは出品数が少ないので価格にバラつきはありますが、新品なら65000円程度、中古でも最低5万円で直近の落札データがあります。
同じ端末を出費してまで買い替えませんが、損をしないのであれば日本版で新品にしてほうが良いと考えました。
ちなみにD6653はEXPANSYSで予約購入し88000円ぐらいでした。
XPERIA Z3をEXPANSYSで仮予約~本注文~到着までの流れXPERIA Z4の発売が早くて9月(日本は10月?)の予定らしいので、今購入してもまだ半年あるので十分最新端末で通用するだけに日本版の安さが際立ちます。
SIMフリーと日本版のメリット・デメリット
実際の所、SIMフリーに大きなメリットがあるわけでも無く、各々の使い方にも寄りますがMVNOと日本版の組み合わせでもそんなに不便な点はありません。
【日本端末特有のメリット】
・LTEバンドの対応数が多いドコモ版:FD-LTE バンド 1,3,19,21,26,28
D6653:FD-LTE バンド 1, 3, 5, 7, 8, 28
海外版だと1,3,28が当てはまり普通にLTEも使えるのですが、山の中や高速道路での県境みたいな所ではよく圏外になったりするので、旅行にいったりする時に日本端末のほうが受信しやすいメリットがあります。
・おサイフケータイ・フルセグがあるこれは定番ですし、今後も日本端末特有のメリット。
・ROM32GB海外版はROM16GB。SDカードがあるとはいえ、アプリは端末側にインストールすることになるので、ゲームをメインにする人にとっては16GBは一杯になりやすい。
・サポートで安心故障などいざという時にサポートが受けられやすい。海外版だと日本では対応してもらえない。
【海外版特有のメリット】
・テザリングが可能ドコモ契約なら問題無いですが、MVNO契約の場合ドコモ端末ではテザリングが出来ない仕様なので海外版にする必要があります。
・OSバージョンアップが早いキャリアアプリが無いこともあり最新OS5.0も3月下旬頃に行われる。
ドコモ版ではかなり遅くなりそう。
・キャリアアプリが入っていないMVNOの場合はドコモアプリは不要で邪魔になってしまうので余計なアプリが少ない海外版はスッキリしている。
(ROM16GBなので容量面で見ると日本端末のほうがいいですが・・・)
【補完できる部分】
・DTCP-IP非対応海外版ではレコーダーで録画した地デジ番組を無線で視聴することができませんが、ソニーから配信されているアプリを使うことで対応させることができます。
DTCP-IP非対応の海外端末でも地デジ再生可能「TV SideView」使い方以上のようにSIMフリーにメリットがある部分はテザリング部分のみで、実用性を考えると日本版のほうがメリットが多く、MVNO利用=SIMフリー端末というのは雑誌で誇張されすぎですね。
あとは「docomo Xi」ロゴが気に入らない人にメリットがあるぐらいかも。
スマホの購入需要は低下していく
Androidも長く使ってきていますが、現行CPU「Snapdragon 801(MSM8974)」+メモリ3GBでこれ以上のスペックはスマホでは不要ですし、体感で感じられるほどではありません。
XPERIA Z4での解像度2560×1440が最後の魅力でもあり、Snapdragon 810や64bit化はガジェットマニア以外の一般ユーザーからしてみれば大したものと感じないので、バッテリーの大幅な増量が無い限り今後スマホの買い替え需要は下がり続け近いうちにPCと同様になると思います。
(むしろ年後半のWindows10発売からPCに回帰し始めると思う)
iPhoneも今後数年は円安推移することになり、10万円近い高級品になるので若い世代は欲しくても買い替えできなくなりそう。
これからはキャリアのPREMIUM 4Gで更なる回線速度の向上と、色々な製品とネットで繋がるIoTといった新しいサービスに注目がいき、端末スペックの魅力からは脱却していくはず。
肝心のSIMロック解除義務化も、SIMフリー端末はミドルスペックでMVNOとのセット販売が主流になりそうで、期待していたハイスペック機のメーカー直販も無さそうな感じで、これまで通り輸入購入することになりそうなので期待はずれ。
最後に色々と書きましたが、XPERIA Z3は唯一嫌いだった角ばったデザインも緩和され好きなカラー(ゴールド系が好きなので)で愛着があるので新品に買い替えることにしました。