Googleフォトが完全無料で写真、動画の無制限バックアップに対応し便利に使わせてもらっています。
ただ、無制限と言っても適用条件があるので全部をGoogleフォトにおまかせでは無く、主に動画のバックアップとして利用しています。
Googleフォトの初期設定からおすすめな利用用途などを紹介します。
2015年6月28日:初回記事作成
2017年5月14日:最新の仕様に合わせ本文と画像の加筆修正しました。
準備
PC(Windows/mac)サイト:
https://www.google.com/photos/about/?page=homePC専用アップローダソフト:
https://photos.google.com/apps?hl=jaスマホ用アプリ:
GooglePlyaストア AppStoreAndroid端末では最初から「Googleフォト」がプリインストールされていると思いますが、無制限バックアップには対応していない古いVerで、上記のリンク先から新しいGoogleフォトアプリをインストールする必要がありました。
(確か別アプリとしてインストールになりましたが、前のものは消えて「フォト」という名前でインストールされました)
無制限機能の条件
無制限でバックアップできる条件は写真と動画でサイズが決まっています。
写真は1600万画素(16MP)まで
動画は1080P(フルHD)までで再生時間は問わずもし上限以上のファイルをアップロードしても、無制限モードにしていると自動的にサイズ上限まで縮小されてバックアップされます。
途中でモードを切り替えても、すでにバックアップしたものはそのまま残るようです。
詳細はヘルプページで掲載されています。
https://support.google.com/photos/answer/6220791?hl=jaPCから無制限モードに切り替え設定する
PC版から無制限モードに切り替え設定する場合

1:画面左上の「三」マークをクリックし「設定」を開く
2:「高画質」にチェックを入れる

後述しますが、私の利用用途では「Google ドライブ」のチェックはオフにしています。
両方のサービスをまとめて表示できるようになるのですが、ファイル数が多くなると管理しづらくなるのでGoogleフォトとGoogleドライブは別管理しています。
アプリ版での初期設定 自動アップロードに注意
ここでは私なりに使いやすい方法の設定を掲載しているので、普通に使いたい場合は初期設定の説明通り進めて使い始めて大丈夫。
1:アプリを初めて起動し最初の画面では使用するGoogleアカウントを確認する
2:次の画面ではモード設定があるので、無制限にしたい場合は「高品質」
これだけで設定が完了しトップ画面に入りますが、この時
端末に保存されている写真が自動的にアップロードされる処理になってしまいます。
全ての写真をバックアップしてしまうと、Googleフォトの中がゴチャゴチャになって嫌なので、私の場合
手動アップロード設定にし直しました。

3:トップ画面左上「三」をタッチし「設定」を開く
4:「バックアップと同期」をタッチ
5:オンとなっているチェックを「オフ」にする
これで端末で写真を撮影しても自動でアップロードされないようになりますが、急いで設定を切り替えたとしても何枚かはアップロードされてしまっているので、気になる場合は削除する必要があります。
Googleフォトを使うにあたって気になる設定は自動アップロードぐらいなので、そこだけ変更すればあとは普通に使っていけばいいと思います。
Googleフォトはアルバムで管理
Googleフォトはアルバムとしての機能もあるのか、「フォト」画面ではアップロードしていない端末内の写真も時系列毎に表示されてしまいます。
これだと、厳選しアップロードした写真・動画と試し撮りした写真が同居して見づらいので「アルバム」表示にするのがオススメ。
・iOS・Android版では画面下のタブで「アルバム」に切り替え
・PCブラウザサイトでは画面左側に「アルバム」があるので切り替え

コレクションのアルバムはフォルダ仕分けみたいにできるので、多数アップロードしても目的の写真・動画にアクセスしやすくなるので、アップロード後はしっかりアルバム振り分けすることが重要です。
アルバム内にアップロードする
アルバムは簡単に作成できるので、ここでは一度作成したアルバム内に追加でアップロードする手順を書きます。
PC版の場合
1:画面上部(検索欄横)にある「アップロード」
2:ウインドウが開くのでアップロードしたい写真、動画を選択し「開く」
※もしくは直接画面にドラッグ&ドロップしてもいいし、複数枚同時にアップロードもできる
3:アップロード完了後、画面上部の「作成」で「アルバム」を選択
4:アルバムを作成画面に切り替わるので、入れたい動画にチェックを入れ右上の「作成」を選択
5:無題となっているので適当なアルバム名を付けて左上の「✓」で作成完了

6:作成したアルバムに追加で入れたい場合は、アルバム内に入り右上の「写真を追加」アイコンを選択し、手順4のように追加したいファイルにチェックを入れる。
わかりやすく言うとアップロードしたファイルは全て「フォト」に入り、「アルバム」はフォトに入っているものから選択し入れるようになります。
フォト内=元ファイル、アルバム内=元のファイルのショートカットみたいな感じ。
「アルバム」ページでアルバムを削除したり、アルバム内の写真や動画を個別削除しても、元ファイルはフォトにあるため消えることはありません。
逆に「フォト」ページで削除すると「ゴミ箱」に入ってしまいます。
ゴミ箱は「三」から「ゴミ箱」に入ったファイルが閲覧できます。
ゴミ箱に入ったものはまだ完全削除されていないので取り出すことが可能。
完全削除するとGoogleフォト上から完全に元ファイルが消えます。
※ゴミ箱に入っているものは60日間経つと自動的に完全削除されてしまう。
iOS・Androidアプリでのアップロード方法もPCサイトと一緒です。

1:「フォト」「アルバム」どちらのページでもいいので、右上(検索欄横)の「点々」をタッチ
2:メニューから「アルバム」を選択
3:アルバムに入れたいファイルを選択し「作成」
4:無題となっているアルバム名を入力し「✓」で作成完了。
なおスマホアプリでは、アルバム作成とファイルアップロードが同時に行えるので、PCサイトのように一度アップロード後、アルバム作成する手順が省けます。
また手順3では、スマホに入っている写真や動画と、Googleフォト上にアップロード済みのファイル両方が選択可能となっています。
フォトから削除するとスマホの元ファイルも削除されてしまう
Googleフォトからファイルを削除するとこのような画面がPC版、アプリ版ともに表示されます。

実際に挙動を確認してみたのですが
・PCからアップロードしたファイル → 削除してもPCにある元ファイルは残っている
・スマホからアップロードしたファイル → フォトから削除するとスマホに入っている元ファイルも削除される
仕組みがよくわかりませんが、スマホ=アプリに何らかの紐付けがされていて同期保存みたいになっているのでしょうか?
不便な仕様に変わりないので、スマホをメインにアップロードする人は元ファイルを別のメディアにもバックアップする必要がありそう。
無制限アップロードは動画に限定する
Googleフォトは高画質の無制限モードを使用していますが、保存するファイルはフルHDの動画限定にしています。
と言うもの、写真の解像度上限1600万画素はDSC-RX1で撮影した綺麗な写真の魅力が半減してしまいますし、最近のスマートフォンでも16MP以上で撮影できるようになっているので、大事な写真の永久保存には向いていません。
逆に動画は1080PのフルHDで更に再生時間の制限は無いということで、1ファイル1GB以上の容量であっても無制限に保存できてしまうのはすごいメリット。
4K動画もスマホで撮影できる時代ですが、肝心の再生機器の解像度がまだ2K止まりなのでまだまだ主流はフルHDです。
高解像度の写真は主にGoogleドライブやその他のウェブストレージサービスに縮小せず保存するようにしています。

Googleドライブではサムネイル表示され、一旦ダウンロードしなくても直接画像を表示できるのでクラウドサービスの中でもアルバム管理しやすい。
またGoogleドライブの設定でも「Googleフォトのアルバムを表示する」機能のON/OFFがありますが、これをオフにしておくとお互いのサービスが干渉せず、Googleドライブ側は今まで通り容量を使った通常モードとして使うことができます。
Googleフォトはすごく便利なサービスではありますが、他のサービスと用途を分けることによってファイルの品質を落とすこと無く保存が可能になります。