今まで購入してきたデジタル家電の中で最も高額な買い物だったVAIO Z Canvasが到着したので、使い始め直後の感想を書きたいと思います。

XPERIAを購入しても最近はあまり感動がありませんでしたが、やっぱりパソコンはいつ買っても開封時のドキドキ感がたまりません。
最近1kg未満の端末が当たり前だったので、本体を持った瞬間1.21kgが数字以上にズッシリと重たく感じてしまい、これはタブレットと言えど持ち運ぶには不向きで自宅専用で使うものだと感じました。(30万以上するものを気軽に持ち歩けません・・・)
一つミスしてしまったのは、購入前に踏ん切りがつかず何度もカートの出し入れをして迷っていたせいか、ワイド保証のクーポンを持っているのに付け忘れでベーシック保証になっていました(T_T)
セットアップもあっという間に完了しプリインストールソフトもSONY時代から更に減ってスカスカの状態。
容量は468GB使えるうち430GB程度が空き容量となっていました。
※最初にリカバリーディスクを作成しましたが、USBメモリ(2.0推奨)のみ対応しディスク媒体は非対応となっていました。

電源アダプターはVAIO Proより若干サイズアップしてましたが、重さはそんなに違いはありません。
アダプター入力位置が本体左下にあるので、付けっぱなしでもケーブルがプラプラしないのでこの位置はとても良い。
あとはProでは前面で使いにくかったSDカードが左側の中央に変わって出し入れしやすくなりました。

キーボードは軽いし超薄型。テーブルに置くとペタッとして手前に段差が付かないので、傾きが欲しい場合は工夫が必要。
Bluetooth接続のスイッチはキーボードに付いていて、タッチパッドのみOFFにすることもできるみたい。
※VAIO Proで頻繁していたお化けクリック(勝手に右クリックが反応)は2日間使用していますが、一度も発生していません。タッチパッドの反応やクリック感はProよりもいい感じ。
キーボードの質感はマットな感じ。Proでは周りが少しザラザラしていて汚れた時拭き取りが難しかったのですが、Canvasはツルンとしているので掃除しやすいし汚れも目立ちにくそう。
Bluetoothマウスを使うことにしましたが、Pro購入直後に発生した接続途切れ(定期的にカーソルが一瞬止まる)現象は全く発生せず、キーボードとも干渉しないようでしたので一安心。
タイピングは下手なのでキーストロークなんかは拘りがありませんが、キーを打つ際はパチパチするような音も立たず静かなので、この辺はProと変りなく良いです。

本体右下にあるマグネットとくっつく仕組みですが、これが気持ちいいぐらいにピタッとくっ付きます。
説明書では本体を寝かせてから合わせますと図柄が入っていますが、本体画面に向かってキーボードをポイっと軽く投げるような感じでも、音も無くズレも無く合わさります。
本体とキーボード別々に保管するのは嫌で、クラムシェルPCのように収納できることがタブレットPCを買う上での絶対条件でしたので大満足。
フリースタイルスタンドの動きは動画と一緒
Canvasで購入意欲が湧いた一つが、本体を押さえることなく片手でスイスイ角度調節できるフリースタイルスタンド。
実物で真っ先に試したかった動作ですが、本当に本体が浮き上がることなくスイスイ角度調節できることに大満足。

背面に何かボタンみたいなものを押し込んで動かすのかと思っていたのですが何もありません。
秘密のスタンドはどうやら、この状態から元に戻りにくい状態となるようで、本体に収納する際だけかなり強めに押し込まないと戻らない仕掛け。
出し入れもバンっとならないような仕組みになっているので、見た目は至って普通でも中身は魔法のスタンドでした。
初めてのWQXGA+はとても綺麗
今までフルHD解像度のディスプレイしか見たことが無く、私が一番デジタル機器に求めるのが解像度。
RSC-RX1で撮影した写真を綺麗に表示させたい。


ひと目見てVAIO Proとは文字や発色が違うとわかりました。
何というか、フルHDでは全体的に色合いが薄く感じてしまい、WQXGA+(2,560×1,704ドット)だと文字はクッキリ、色合いはハッキリ鮮やかという感じ。
WQXGA+でも別次元と感じるぐらいなのに4Kだったらどれぐらい綺麗なんだろう。
Proより高性能なのにファンの音が静かだったことが意外
購入前に予想していなかったサプライズが、デスクトップPC用のCPU(Core i7-4770HQ)が使われているのにファンの騒音が静かだということ。
VAIO Proでは1年使っているせいかもしれませんが、ブラウザを見ていたり一定時間何もせず放置しているだけでも突然ファンが回りだし、この程度の作業で耳障りだと感じていたのですが、CanvasではVAIO設定のCPU動作モード「標準」で使用していても、ブラウザを見ている程度ではほぼ無音といった状態でとっても静か。
また、試しに「パフォーマンス優先」で動画のエンコードを行いましたが、ファンは結構回るもののProのような甲高い音がしないので、耳障りな騒音といった感じは全くしませんでした。
Canvasでは本体上部に排熱口が大きく開いているので熱処理がとても良いのかもしれません。

VAIO Proでも早いと思っていましたが、それ以上の速度で起動・終了とも数秒で一瞬でした。
以上が使いはじめのVAIO Z Canvasの感想でした。
SONYのVAIOじゃ無くなりましたが作りの丁寧さはSONY時代以上かも。
付属のペンも質感が良かったので、全く絵が書けないですが試しにスケッチの書き具合をそろそろしてみます。