VAIO Z CanvasはWQXGA+(2,560×1,704ドット)な高解像度液晶なため、出荷時には文字を見やすくするためスケーリングが200%で設定されていました。
この状態だと文字は大変見やすいのですが、Chromeなどのブラウザでは画像が引き伸ばされて荒かったり、各種ソフトも表示が荒かったりして、せっかくの高解像度も見栄えがよくありません。
というわけで、自分好みのサイズに合わせるため変更した箇所をまとめました。
1:PC全体のスケーリングを変更する
まず、PC全体で適用されているスケーリング設定を変更します。
1:デスクトップのと適当な場所で右クリックし、メニューから「画面の解像度」を選択
2:「テキストやその他の項目の大きさの変更」を選択
※この画面にある解像度を変更してしまうとWQXGA+の画質が得られなくなるのでいじらない

3:「すべてのディスプレイで同じ拡大率を適用する」にチェックを入れる
4:「カスタムサイズ変更オプション」を選択
※目がいい人なら150%(大)設定でも見やすいはず
5:任意の○○%を入力して適用すればPC全体のスケーリングが変更される
※VAIO Z Canvasでは170%で設定しました。
2:個別ソフト毎にスケーリングをWQXGA+対応にする
個別ソフト毎にWQXGA+表示で起動させたい場合は
1:プログラム本体(ショートカットアイコンでも可)を右クリックし「プロパティ」を選択
2:互換性タブに切り替え「高DPI設定では画面のスケーリングを無効にする」にチェックを入れる
殆どのアプリはこのチェックを入れるとWQXGA+解像度に合わせた表示で起動するようになります
ただフルHD液晶なら問題なくても、それ以上の解像度だと文字が相当小さくなり、マウスクリックなんかもしづらくなる感じでした。
3:Chromeの表示サイズを変更する
ブラウザもスケーリング設定で表示サイズが変更されますが、サイト毎に微妙に見栄えが違うと思うので、拡大・縮小率を変更して対応させました。

1:表示サイズ変更したいサイトを開き、メニューから拡大/縮小の%を変更するだけ
この変更は個別毎にセットされるようで、次回以降そのサイトでの表示率は設定した数値が維持されるようです。
なので気になったサイトだけ最初に指定しておけば、あとは開くだけでいいので手間はかからない
個人的な用途としてクリック証券の「レーザートレード」が解像度とうまく合わず完全に画面外へはみ出してしまっていたのですが、こちらも拡大率変更で対処できました。

1:ウインドウ枠の一番上(ソフト名の部分)を右クリック
2:ズームから「縮小」をすることでWQXGA+に合わせた表示にできました。
※レーザートレードの設定(スパナアイコン)で文字サイズを大か標準にしておくと見やすくなります。
別ウインドウで開くFLASH系のソフトはとりあえずウインドウ枠で右クリックすると表示サイズ変更ができるのかもしれません。
高解像度PCを購入した場合は以上の設定をすることで、高解像度を維持しつつ自分にあった表示サイズに変更することができました