nasneはファイルサーバーとして使っていましたが、VAIO Z Canvas購入特典で貰えた「PC TV with nasne」が、地デジ番組の録画再生のみをするソフトだったので、この機会にnasneでも地デジを映せるようにしてみました。
視聴できるのは地デジ放送のみで、接続環境は以下のようになります。
自宅壁の地デジ端子 - nasne - レコーダー(BDZ-ET1000) - TV(SONYブラビア)
※nasneは無線LAN中継器を用いて接続している
自宅のTV配線は昔業者が行っていて、アンテナケーブルの意味がよくわかっていませんでしたが、nasneHPの接続図を見て何とかミスすること無く環境が整えられたので、今後のためにメモを残しておきます。
アンテナケーブルの準備が必要
接続図を見てアンテナケーブルが足りないみたいだったので別途1本購入しました。
・壁から出ているアンテナケーブル
◎nasneからレコーダーに接続するアンテナケーブル
・レコーダーからTVに接続するアンテナケーブル
以上の3本が最低必要で◎を1つ買い足し。
アンテナケーブルは混合器と分波器の2種類あるみたいで、とりあえず分波器のような気がしたのでそちらを購入しましたが正解のようでした。
Amazonで検索しましたが、購入するタイプには注意が必要で。
・分波器のIN側にL字型のケーブルが付いているタイプ(左のタイプで今回はこれを購入)
・分波器のIN側にケーブルが付いていないタイプ(真ん中のタイプ)
・アンテナケーブルのみのタイプ(右のタイプ)
3種類ありますが、真ん中のものはnasneには取り付けしにくい感じがするので、必ず両側にケーブルが出ているものを購入すべき。
あと、念のため分波器セットを購入しましたが、私の環境ではCS/BSは見ないので、もしかするとシンプルなアンテナケーブルのみでもよかったのかもしれません。
接続方法
nasneの接続方法ページで、自分の環境をシュミレーションできるので、まずはここで確認します。

自宅壁の地デジ端子 - nasne - レコーダー(BDZ-ET1000) - TV(SONYブラビア)
はこのような配線となります。
※ホームネットワークは無線LAN親機とnasneをLANケーブルで接続するのですが、私の場合親機が下の階にあるので、中継器を使ってLAN接続。

壁から出ているアンテナケーブルは、nasneの
「ANTENNA IN」側に接続。
「ANTENNA OUT」側は
分波器のIN側(端子がひとつしかないほう)を挿して、端子が2つある側のケーブルはレコーダーへと持っていきます。

地上デジタルと書かれたほうの
「アンテナから入力」側に先ほどのケーブルを挿します。
※BS/CSは見ないので、片方のケーブルは挿さなくてよい。見る場合は隣の入力に挿せばいいだけ
そして3本目のアンテナケーブルを、同じく地上デジタルと書かれたほうにある
「TVへ出力」へ挿します。
※このケーブルは分波器が付いていないシンプルなアンテナケーブルを使用してます(レコーダーに付属してたものだったかな)

レコーダーに挿したケーブルを
TVの「地上デジタル入力」側に挿します。
以上で接続は完了です。
壁のアンテナケーブルをnasneに付けたので、電源を切るとダメかなと思いますが、別に切ってもTV、レコーダー側は正常に地デジを受信していたので大丈夫みたい。
チャンネル設定
接続が終わった後に、nasneの設定でチャンネル設定をする必要があります。
設定はいずれかの方法で行えばOK
nasneHOME

レコーダーの設定項目にある、チャンネルスキャン「開始」
PC TV with nasne

アプリ設定の地上デジタルチャンネル登録項目にある「初期スキャン」
今回はこの方法でチャンネル設定しました。
TV Side Viewアプリ

iOS版・Android版共通
【初期のnasne認識から行う場合】
機器登録 - ホーム機器に表示されているnasneを選択
アカウント登録後の画面で「nasneHOME」 あとはPC上と同じように設定可能。
※アカウント登録は必須だけど、Googleアカウントなどで登録できる
【すでに初期認証を済ませている場合】
設定 - 機器設定 - nasne からでも行える。以上の手順をすることで地デジが受信できないPCでも、PC TV with nasneを介することでリアルタイム放送が見れたり録画予約・再生ができるようになり、レコーダーだけのときより更に使い勝手が良くなりました。
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