VAIO Z Canvasはまだ使い始めて1ヶ月弱ということもあり、VAIO社からの公式サポートはまだですが楽しみにしていたWindows10にアップグレードさせてみました。

所要時間は30分ぐらいで、特に別途インストールされるようなファイルも少なく、前にVAIO Proを8→8.1にアップグレードした時より高速で、殆ど見てるだけでOKなぐらい簡単に行えたので、PCに詳しくなくても大丈夫でした。
アップグレードした方法とWin10に移行後の動作状況について書いておきます。
アップグレード方法
事前に予約していましたが、隠しフォルダの「$Windows.~BT」「$Windows.~WS」が作成されデータがダウンロードされているものの、一向にアップグレード開始の通知は表示されず。
SONY製品はいつも「
店長のつぶやき日記」さんのブログを参考にしていますが、別の方法でアップグレードできることと、VAIO Zでほぼ問題無く動作するという
記事がアップされたので、そちらの方法で試すことにしました。
などアップグレード前に影響がありそうなソフト2点だけ変更しておきました。
・スタートメニューソフトChassic Shellは事前にアンインストール
・ウイルス対策ソフトAviraはアップグレード前に無効にしておく
流れは色々なサイトで詳細に紹介されているので簡潔に書くと
1:MSサイトの
Windows10ダウンロードページからツールをダウンロード。
※Z Canvasなら64bitバージョン
※ツールはUSBメモリにデータを取得してインストールする方法で行うことに
2:空いているUSBメモリをPCに挿しておく(4GBあればギリギリ足りる)
3:ツールを起動し「他のPC用にインストールメディアを作る」を選択
4:言語「日本語」エディション「Windows10 Pro」アーキテクチャ「64ビット(x64)」に指定
※VAIO Z Canvasの場合なので、エディション等は使用PCに合わせる
5:「USBフラッシュドライブ」を選択
※ISOファイルも作成できるので、DVDメディアでインストールもできる
6:この後はインストールが自動的に開始されるけど、いくつか確認ボタンを押す必要があるので、その場でPCを見ておくほうがよい。
※「Windows10をインストールしています」画面表示で暫く見てるだけになるのでPCから離れる場合はこの場所で
※途中の再起動は暗転時間が少し長いけど画面に触らずそのまま放置で
7:30分ほどで完了し、初回セットアップ画面で簡単な説明画面を進めて完了。
ユーザーフォルダは8.1がそのまま移行され変更されません。
アカウントパスワードも自動入力で始まるよう設定していましたが、こちらも引き継がれていました。
SONYからアップグレード後のリカバリーについての情報が掲載されています。
Windows 10にアップグレードしたVAIOをもとのOSに戻す方法ドライバーは全て問題なし
メーカー製ノートPCなので、アップグレード後はドライバーの状態が心配でしたが、デバイスマネージャーで確認したところ「!」は一つも無く安心しました。
Proを8→8.1にした時は、直後の動作が不安定で長時間ファンがブンブン回っていたのですが、今回は一切無く普段通りとても静かで起動・スリープの立ち上がりも変わらず高速でした。
タスクマネージャの様子


インストールしているソフトの状況も軽く確認しました。
・Canon iP110(Wi-Fiプリンター)
・dropbox
・PC TV with nasne
・TMPGEnc Video Mastering Works 6
・AnyDVD
・スーパーはっちゅう君
・Z Canvas特有の機能(LRボタン、タッチペン反応、Bluetoothキーボード周り)
通信を行うソフトも正常に動作しています。
唯一問題があったのがChromeだけで、起動させると読み込み中の画面のままで一向に表示されませんでした。
これについては、一旦Chromeをアンインストールし再度インストールし直すことで問題なく動くようになりました。
Chromeでアカウントログインすればブックマークや拡張機能はすぐに復元されます。
ブラウザではクリック証券の「レーザートレード」「Platinumチャート」はちゃんと使えたので一安心。
銀行も問題は無さそうだけど、これは正式に対応案内されるまでは送金を控えたほうがいいかも。
Windowsファイルはそのまま残っている

予約で降ってきたWindows.~BTとWSフォルダは削除されずそのまま6GB近く残っているのと、新たに「Windows.old」フォルダが作成され、こちらは16GBもあります。
ネットで検索しても全て削除して問題ないファイルみたいですが、一応暫く使用して問題ないことを確認したのち削除したほうがいいのかも。
8.1より10のほうがやっぱり良いスタートメニュー
OS8はスタートメニューが使いにくかったけど、10にすると左クリックで反応してくれるのですごく使いやすくなります。

ドキュメントやピクチャは最初非表示ですが設定で表示させることが可能。
全てのアプリは階層を横に広げるのでは無く、縦に開くのでそこは使いにくい。
検索窓が常にタスクバーに表示されるようになったけど、これはタスクバー右クリックの「検索」→「表示しない」で消すことが可能だけど、そうするとスタートメニューにも検索ボックスが無くなってしまうので不便。
なので、これは「検索ボックスを表示」→「検索アイコンを表示」に変更しておけば、虫眼鏡アイコンで他のアイコンサイズと同じになるので見栄えも良くなります。
Classic Shellで7のスタートメニューにするのが一番使いやすいけど、やっぱりせっかく10にしたんだからこのままにしてもうちょっとカスタマイズできないか調べてみます。
とりあえずVAIO Z Canvasは10にすることで不具合は発生しなかったので、メーカーのサポートが待ちきれない人はすぐにアップグレードしてしまっていいと思います。
<関連記事>
■
Windows10の困った設定の変更・便利な機能などの備忘録