iOS版「NePLAYER Lite」レビュー:良心的な課金設定な上にUI周りが非常に使い易い

12月18日頃ラディウスが無料(切り売り課金方式)のハイレゾ再生対応ミュージックアプリ「NePLAYER Lite」をリリースしました。

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NePLAYER Lite製品ページ:http://www.radius.co.jp/app/neplayer-lite/
NePLAYER(買い切り版)製品ページ:http://www.radius.co.jp/app/neplayer/

iPhone6sPlus+PHA-3+XBA-Z5の組み合わせで聞いてみましたが、Androidで持っているONKYO HF playerアプリと同じくらいの音質を実感しました。
まだ配信直後で無料版の情報が少ないと思うので、価格構成から一番気に入っているUIと機能周りを紹介します。



用途に合わせて課金を行う。


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課金メニューは4つありますが、全部購入する必要はありません。

例えば課金メニュー3は600円ですが、これを一度購入すればメニュー1と2はすでにメニュー3に盛り込まれているので購入する必要はありません。
逆に課金メニュー1(360円)を先に購入してしまうと、あとから機能拡張をしたい場合、もう一度メニュー2か3を買いなおす必要があるので割高となります。

課金メニュー4(480円)だけは別枠で、これは別途DSDに対応させる用途の機能になるので、予め1~3のいずれかを導入している必要があります。


私がオススメする課金組み合わせは以下の2パターン

「手持ちのハイレゾ楽曲を聴きたい場合」
課金メニュー3(600円)のみを購入しましょう。

邦楽の場合だと殆どが24bit/192kHzまでのサンプリングレートなのでメニュー2で事足りるのですが、たかが120円差ですので将来的なことも考え一段上がいいでしょう。
課金嫌いな人でもこの価格なら、お小遣い稼ぎ系アプリを使えばiTunesギフトを貰ってすぐ入手できるはずです。

「DSD楽曲を持っている場合」
課金メニュー3(600円)+課金メニュー4(480円)=1080円を購入しましょう。

このアプリでフル開放した状態がこの組み合わせとなります。
現在販売されている有料版が1800円なので、Lite版のほうが安く良心的な価格設定になっています。

※Lite版では有料版にあるネットワーク再生機能が省かれています。
でも、この機能はAirDropでmacを持っている人に限られるし、DLNAに対応したNASなどの機器を持っていないと不要な機能

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私はDSD楽曲を持っていないので、課金メニュー3を購入しました。
「復元」ボタンが付いているので、iPhoneを買い替えた時もこのボタンを押すだけで課金情報を認識し再インストールされるので安心(昔のアプリだと復元ボタンがなかったりして忘れやすい)


楽曲の取り込み方


iOSがハイレゾ(FLAC非対応)仕様上、標準プレイヤーのようにiTunesから同期させて一緒に曲を認識させることはできません。

iTunesを使って、直接アプリの中に音楽ファイルを取り込む形となります。

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1:iPhone/iPadをPCにUSB接続する
2:iTunesを起動し、左上のアイコン一覧からiPhoneっぽい形のアイコンを選択
3:左のメニュー一覧から「APP」を選択
4:ファイル共有一覧から「NePLAYER Lite」を選択する
5:右側のリストの枠内に音楽ファイル(フォルダ毎でもOK)をドラッグ&ドロップで取り込む

他のハイレゾアプリでも同じやり方ですが、取り込むスピードはかなり早いですし、全部削除したいときはアプリ事消去すればまとめて曲も消えるので、同期するよりお手軽です。

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個別に曲を削除したいときは、楽曲リストを右端から左に向かってスワイプすると「編集」が出るので、ここでプレイリストの追加や削除が可能。

設定にある「HDライブラリを更新」を押すと反映されるのですが、上にある2つのアイコンで右側の「HighReso」にすることで取り込んだ全ての楽曲が表示されました。
てっきり左がMP3やAACで右側にハイレゾ曲に分かれているのかと思いましたが、特に使い勝手が悪いわけでもないので問題なし。


理想的なUI 歌詞・ジャケット表示も対応


NePLAYER LiteのイチオシしたいポイントはUI周りが最高によくできていて私が求めていた表示機能を全て満たしてくれていました

その1:アルバム内の個別ジャケット表示に対応(これがダントツで良い)

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XPERIAのWALKMANアプリでは、ずっとアルバムアート問題が改善されずどうしようもないデメリットだったのでですが、このアプリではアルバム内の個別曲毎にジャケットを認識してくれるのですごく嬉しい。
80年代のジャケットは特に好きなので、Yahooの画像検索で探してきて曲毎に差し替えていますがようやく苦労が報われました。


その2:埋め込んだ歌詞表示に対応

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ファイル内に歌詞を埋め込んでいればジャケットの左上に歌詞アイコンが出ているので、タッチすれば歌詞表示に切り替わります。
ジャケット中央をタッチすれば楽曲データ情報に切り替わります。


その3:アンプ接続時もイコライザー機能は使える

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イコライザー、サラウンド機能もあり再生中でもブツ切れすることなくスムーズに切り替わります。
(詳しい人は手動で細かなイコライザー設定もできます)
PHA-3アンプ接続時も試したのですが、機能は使えるようでしたので、アンプそのままの音を聞きたいときはOFFにしたほうがいいです。


音質はアンプ・イヤホン次第


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ソニーのPHA-3+XBA-Z5を使っていますが、このクラスの機器だとアプリによる違いは全く無くXPERIA Z3でOnkyo HFアプリを使った時となんら変わりはなく最高の音質です。

※iPhone単体でもハイレゾを鳴らすことはできますが、モノラルスピーカーでは到底本来の音では無いので、ハイレゾを聴くなら最低でもイヤホンは、ハイレゾ対応となっている使うべきだと思います。

ただ、iOSとPHA-3の相性がいいのか不具合が一切無く、アンプの電源を入れたらすぐにアンプモードに切り替わるので動作は非常に安定しています。
Onkyo HFではAndroidOSがアップデートされるごとに動作が不安定になり、モードの組み合わせによってはノイズや再生スピードが極端に遅くなったりし、リアルタイムDSD変換モードを使うと一旦アンプの切り替えスイッチを別の所に切り替えて再度戻さないと認識しなかったりで最近は不安定でした。

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ですが、Neplayerではハイレゾ再生中でもアンプ側のHi-Fsにランプが点灯しませんでした。
ハイレゾで再生されていることは聞き比べても確かですので、iOSの仕様で対応できないのかも。

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レベッカのハイレゾverとAAC320kbpsで再生すると、サンプリングレート通りにバーが動いていることがわかります。
あくまで目安の一つだと思いますが、私のように本格的に音の良し悪しを聞き比べできない人にとっては、このバーの様子を見て気持ち的に何ともに音質が良くなっているのではと感じられるのでいいと思います。


以上がiOS版「NePLAYER Lite」レビューでした。

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[ 2015/12/19 22:16 ] アプリ(ミュージック) | TB(0) | CM(0)

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