海外版Galaxy Note5(N9208)のソフトウェア更新にやっとAndroidOS6.0がやってきたのでアップデートしました。
(先月25日頃にはN9200などできたようですが、私の端末では今日だったのでタイミングは人によって違う?)
アップデートは特に時間もかからず10分以内には完了し、ホーム画面はサムスン標準テーマが引き続き使用されますが、少しだけ設定画面の項目に変更や見た目が変わったりしています。

アプリの処理性能が大幅に向上
今回のOS6.0の特筆すべき点は、
各種アプリの動作挙動が大きく改善されたこと。
今まで、同じアプリでもiOSでは軽快にスクロールするのに、Androidでは少しカクついたり、タッチ反応が少し遅れたりしていましたが、そこが大きく改善して快適になりました。
専門的なのでシステムの変更はよくわからないものの
AndroidのランタイムであるARTが改良されて、アプリの処理性能が向上とメモリ使用量が削減されたらしい。
挙動改善は全てのアプリが対象で、おそらく誰もが上下スクロールした時や、左右への画面転移時の引っ掛かりが無くなって、スムーズに動いていると体感できるはず。

これまで最もiOS版とスクロール挙動が違っていたのが「
楽天証券アプリ」で、OS5の時はお気に入り画面や銘柄画面中の上下左右スクロールがカクカクした動きで、iOSのようなサクサクが無かったのですが、OS6.0ではかなり改善されてスクロールが滑らかになっていました。
iOSほどのサクサクで機敏な反応とまではいきませんが、実用で違和感を感じない程度の挙動ですので十分合格点の動き。

Androidでは大定番のRSSアプリ「
gReader」も、軽い動作がウリなのにOS5辺りからスクロールが少しカクついたりしてたのですが、見事に改善し全く引っかかりを感じさせない。
「
スマートニュース」の左右フリックでの登録ページ切り替え反応が機敏になって、フリックミスでページが開いてしまったりすることは更に減りました。

ゲームについてはあまり変わっていない印象。
「
ハースストーン」では、iOSに比べてコレクションのページ送り反応が悪く、全体的に重い感じなのですが、OS6.0でもさほど挙動変化は感じられずまだ重い。
アプリについては実用系アプリは劇的に変わるものの、ゲームへの改善はさほど無いのかもしれません。
Galaxy独自機能も変化あり
0S6.0のアップデートすることで、Galaxy独自の機能も追加や変更がいくつか入っているようです。

一番改善度が高いと感じたのは指紋認証の感度。
ホームボタンが物理的に変わったわけでも無いのに、OS5の時と比べて明らかにスリープ状態からホーム画面への転移が早くなっており、iPhone6s Plusと同等のスピードに感じられる。
少しネックに感じていたのが指先が手汗で濡れていたりすると、認証感度がiPhoneほど高く無いので、認証ミスで指先を合わせ直す必要が結構あったのですが、この認証感度も若干アップしているような気がしました。
Galaxyでは、標準ブラウザで個別サイト毎のID・パスワードを指紋認証で覚えさすことができ、Cookieで残さなくても毎回認証で自動ログインできる所が気に入っています。

電源ボタン+ホームボタンでのスクリーンショットも少し機能が追加され、撮影後に「更にキャプチャ」「トリミング」で加工できるようになりました。
例えば画面上に収まっていないサイトのページも、「更にキャプチャ」を押す毎に追加されていって自由に撮影範囲を決めてスクショ撮影可能。

N9208ではSDKと専用のアプリを使って日本語ロケールを追加(というか選べるように)したのですが、中華フォントで一部の漢字の書体が違っていました。
OS6では漢字の書体が治っていて、例えば「直」は中華フォントだとLの部分がおかしい表示だったのですが、6.0ではちゃんと表示されるようになっているので、たぶん中華フォントは全部治っているのだと思います。
他にもまだ変更されている箇所があると思いますが、アップデート後すぐに分った変化部分が以上です。
Android公式ページにOS6.0の機能が紹介されているので、ここを読んでゆっくりと確認してみます。
OS4→5へ変わった時はさほど変化は感じられず、ファイルマネージャでSDカードへのアクセスが復活したぐらいしか、めぼしい所は無かったのですが、今回の6.0は過去2.3→4になったときのような実挙動で快適さを感じることができたので、OS5シリーズを使っている人は6.0にアップデートすることをオススメします。