8月9日より楽天から定額雑誌読み放題サービス「
楽天マガジン」が開始されました。

2014年6月のサービス開始から現在までずっと「dマガジン」を契約してきましたが、正式発表され月額の安さ・対応雑誌の比較・楽天市場での買い物メリット、いずれもサービス開始前に考えていた乗り換え水準を満たしていたため、楽天ヘビーユーザーとしては、よりお得になる楽天マガジンへ切り替えることにした次第です。
(dマガジンは8月末に解約します)
dマガジンを契約しているうちに、両者の動作比較などの感想や使い方、契約・解約・支払い方法など詳細を書いておこうと思います。
契約
まず
楽天市場アカウントは必須なので、一度も利用したことが無い人は新規登録でアカウントを作ります。
楽天マガジンの契約・解約・支払い方法といった手続きは各種ブラウザでPCもしくはスマートフォンサイトから行います。
アプリは契約後ダウンロードしてログインする形になります。
楽天マガジントップページ:
https://magazine.rakuten.co.jp/まずは契約する前に、楽天マガジントップページで画面を一番下までスクロールしてください。
エントリーで100ポイントプレゼントキャンペーンのバナーがあるはずです。

エントリーしてから契約すると後日、楽天100ポイントが付与されます。
今はサービス開始キャンペーンですが、楽天では頻繁にこうしたキャンペーンが実施されるので、暫くしてから加入する人も要チェックをしてから契約しましょう。

楽天カードのマイページにログイン-キャンペーンにアクセス
12日~8月31日までは楽天カードでの支払いで380ポイント還元キャンペーンも開始されました。
エントリー後、代金決済時にキャンペーン対象となるので初日に申し込んだ人でも間に合います。

申し込みページでは
・料金プランを単月、年間契約どちらかを選択します。
私は960円お得な年額プランにしましたが、心配な人でも31日間の無料期間があるので、とりあえず年間で申し込んでおいて、気に入らなければ解約すればいいと思います。
支払い方法は楽天アカウントに登録しているクレジット払いのみで、楽天ポイントによる支払いはできませんでした。
解約
気になる人も多いと思うので、先に解約方法を記載します。
解約も各種ブラウザでPCもしくはスマートフォンサイトから行います。
楽天アカウントにログインした状態で楽天マガジントップページを開くと、画面右上に「マイページ」があります。

ご契約情報で、「解約はこちらから」と小さく表記されているので、ここから解約手続きをします。
また、楽天マガジンでは合計5台までのデバイスで同時使用できますが、不要となった端末デバイスはここから登録削除できます。


料金プランを変更する際も、一度解約してから再度申し込みし直す画面が表示されたので、最初の契約は年額契約したほうが面倒がないでしょう。
よくある質問やメール問い合わせフォームも用意されています。
ヘルプページ:
http://magazine.faq.rakuten.ne.jp/dマガジンとの対応雑誌比較
楽天マガジンは約200誌、dマガジンは約160誌が読み放題でアナウンスされていますが、両サービスとも参加雑誌一覧ページが用意されているので、まずはここで読みたい雑誌があるか確認します。
楽天マガジン:
https://magazine.rakuten.co.jp/list.htmldマガジン:
https://magazine.dmkt-sp.jp/help/label以下は個人的に読んでいた雑誌の対応比較(2016年8月9日サービス開始時点)
【両方とも対応】
oggi、CLASSY.、BAILA、CAPA、週刊Gallop、SPA!、サンデー毎日、FRIDAY、週刊現代、FLASH、週刊ポスト、週プレ、ダイヤモンドZai、、週刊ダイヤモンド、週刊エコノミスト、週刊東洋経済、GetNavi、DIME、月刊グッズプレス、デジモノステーション
【dマガジンで読んでいたけど楽天マガジンでは無かった雑誌】
関西ウォーカー(他の地域も)、週刊アスキー、週刊女性、週刊新潮、週間文春、週刊ファミ通、
日経マネー(その他の日経関連全て)、PRESIDENT
【dマガジンは無かったけど楽天マガジンではあった興味ある雑誌】
ムー、HiVi、ねこ、週刊アサヒ芸能、flick!
読めなくなって残念なのが「週刊文春」「週刊女性」「週刊アスキー」、日経の雑誌は対応ページ数が少なかったので無くてもいい。
週刊誌と経済誌が一番重要だったので、これらは殆どが両方とも対応していたので良かったです。
あと全ては確認してませんが、雑誌の見れるページ数はどちらも全く同じでした。
dマガジンとの表示・動作比較
Galaxy Note5、iPhone6s Plus、iPadmini4での表示サイズ
楽天マガジン

dマガジン

結論は両者とも表示サイズ、画像解像度ともに全く一緒。
スマートフォンだと両OSとも上下に白帯が入って画面サイズが合わないので、やっぱり電子書籍はiPadminiで読むに限ります。
※格安スマホだとHD解像度以下の端末もあり画質が悪いと感じるかもしれませんが、これはあくまで端末が影響しているのであって楽天マガジン側は高解像度に対応しているので問題ありません。
次に動作ですが、dマガジンアプリの配信直後に比べると楽天マガジンの完成度は高く、今の状態でも大きなストレスを感じることはありません。
但し普通に読む時の場合であって、紙面データを完全にダウンロードしきるまでに流し読みで素早く見る場合は読み込みに少し難があります。

画面中央タッチでメニューが表示され、サムネイルでページ移動できる点はdマガジンより使いやすい。
目次・ふせん機能もあり。

ページを高速で捲ると、一定のページ数で読み込みが入り少し待たされます。
これは紙面データをダウンロードしているためで、雑誌を開いている時に通知メニューにアイコンと進捗度が表示されます。
(iOS版ではwifiアイコンの横にグルグル読み込み表示だけで、進捗度がわかるバーは無いのでグルグルが消えたら完了となります)
目次から後ろのページに飛んだ場合、画像左のように読み込みが入りますが、飛んだ先の前後2~3ページ部分だけを保存しているので、そこからまたページを捲ると読み込みが入ります。
進捗度が100%になると
全紙面データの読み込みが完了するので、以降は高速でページを捲っても読み込み、ページボヤけは発生しなくなります。ページめくり速度はiOS版は、ページを開ききってからで無いと次の捲り反応が無いので、高速捲りする際空振ることが割りとあります。
dマガジンでは開ききる前から入力反応があるので高速めくり可能できたので、ここも少し違和感があるかも。
以上のようにデータ読み込み中の処理はdマガジンのほうが優れているので、この部分はバージョンアップで改善を期待したいところです。
オフライン購読可能(現在Androidは不具合?)
GooglePlayストアのレビューでは、dマガジンのようにオフライン購読できないことがマイナスと評価されていますが、もしかするとAndroid版はアプリの不具合によるもので実際は対応しているのかもしれません。


iOS版では、紙面データが完全に読み込み完了してから、アプリをタスクキルしオフライン状態で起動しましたが、雑誌を最初から最後まで読むことができました。
一方Android版では、オフライン状態で雑誌一覧ページまでは開くのですが、雑誌を選択するとエラーと表示され開くことができませんでした。
片方のOSのみオフライン対応させてリリースするというのは考えられないので、現時点ではアプリの不具合の可能性があるのでバージョンアップまでは未対応だからと諦めないほうがいいかもしれません。
追記:この件に関してカスタマーサポートに問い合わせてみました。


オフライン購読の仕様について指摘質問しましたが、楽天側も同じ認識のようです。
キャッシュデータについても聞きましたが、Android/iOSとも内部ストレージ保存のようです。
楽天マガジンのUI
※Android版ではタスクに無い状態から起動すると「楽天マガジンは停止しました」と表示され、アプリ落ちすることがありますが、続けてアプリ起動すると正常に立ち上がるので問題はありません。

※iOS版では画面下部にメニューアイコン、Android版では左上の「三」アイコンからメニュー選択
トップページでは「最新号」項目で、新しい日付の雑誌から順に表示され、右隣り3つが初期で選んだ好きなジャンル項目、左隣がお気に入り雑誌項目。
最初の起動では配信雑誌の読み込みで表紙表示まで数秒かかりますが、一度表紙を読みこめばスクロールも滑らかに動きます。
雑誌を最初に読むときだけ10~20秒ほどかかります。(2回目からはすぐ開く)
先に書いたように、
紙面データのダウンロードは開いてから実行されるので、ここでの読み込みで全紙面データ読み込みが完了しているわけではありません。
メニューから「雑誌一覧」にすれば、雑誌名順、各ジャンル毎の項目も見れます。
雑誌一覧から各種雑誌を選択すると、その雑誌のバックナンバーも見れます。
現在は配信したてなので、dマガジンと同じだけのバックナンバーが読めるかは不明。
起動直後のトップページ表示から、UI回りの挙動はAndroid版、iOS版ともに快適でdマガジンよりも見やすいです。
楽天マガジン契約特典
総評的にはdマガジンと互角でどちらのサービスを使ってもいいのですが、楽天マガジンに契約すると楽天ならではの特典があるために乗り換えしました。

1ヶ月1万円までの制約は少ないですが、ポンカンキャンペーンとか沢山重ねることで還元率は膨らんでいくので、小さな還元率でもコツコツ積み重ねることが大切。
以上dマガジンと楽天マガジンの比較感想でした。
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