1月末の記事で
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SONYのサウンドミニバー「HT-MT500」ハイレゾ/LDAC対応で見た瞬間購入を決めたと書いた、HT-MT500が届きました。

テレビ用の専用スピーカーは昔から欲しかったのですが、部屋が狭いためどうしても本格的なものは設置できず、かと言ってバータイプはコンパクト系でもSONYから出てないし、台座タイプは重いのがネックでしたが、3月に発売されたHT-MT500はコンパクトに加えて、SONYならではの高音質機能搭載ということで、長年探し求めていた理想のTV用スピーカーでした。
MT500は6万円弱の高価格ですが、機能を絞ったHT-MT300は3万円弱と安価なので、ハイレゾ再生不要でTVの音を聞き取りやすくすることがメインなら後者でも良いと思います。
音の良さを文章で伝えるのは難しいですが、使い心地の感想を書きました。
外箱はデカイけど中身はスッキリ
外箱は結構大きくて、もしかして想像よりデカイ代物だったのかと不安になりましたが、梱包が丁寧なだけで取り出すと事前に調べていた通りのスッキリサイズで安心でした。

電源アダプターはそれほど大きくないし、コードも細いのでTVラックの上がゴチャゴチャする心配はありません。
取説は2つありますが、スタートガイドのほうは1枚紙で開始までの手順は7つと非常に短時間でセッティングできました。

サウンドバー上部にはタッチ式のボタンがあり、リモコンが無くても音量などの変更ができるようです。
一番左のボタンを5秒間押し続けてるとデモ曲が再生されるみたいなので、店頭で確かめてみる際にいいかも。
サブウーファー側には電源ボタンぐらいか無いので、こちらは一度電源を繋いで設置すれば後は弄ることはありません。

TVは32型のBRAVIAですが、横幅はそれよりも小さく高さも画面が隠れるようなことも無いので本当にコンパクトです。
サブウーファーは傍に設置していますが、サウンドバーの電源を付けると自動的にサブウーファー側もONになるみたいで、部屋のどこでも設置できるようです。
BRAVIAはHDMI(ARC)端子に対応していたので、付属のHDMIケーブルのみで使えました。
もしTV側がHDMI(ARC)に対応していなけば、別途「光デジタル音声ケーブル」の購入が必要となります。
簡単設定から無線LANなどを設定すれば自動的にTV内蔵スピーカー→サウンドバーからの出力に切り替わりました。
ホーム画面では、USBメモリや、ホームネットワークに繋がった機器からの音楽再生などができるみたいですが、私の用途としてはTV視聴と、ウォークマンやスマホからのBluetooth&NFCを使ったワイヤレス再生ぐらい。
TVを付けると自動的にサウンドバーもONになる
TV側のリモコンでONすると自動的にサウンドバーとサブウーファーもONになり、TV画面が映ってから約1秒ほど無音状態となりますが、サウンドバーから音声が流れ出します。
無音時間もごく僅かなので気にならないタイムラグかと思います。
音声はTV側のリモコンでも調整できるので、2つ手元に置いておく必要はありませんが、音声機能の切り替えを行う場合は専用リモコンが必要となります。

TVで主に使用するのが、「CLEAR AUDIO+」「サウンドフィールド」「ボイス」「ナイトモード」の4つ。
これら機能を使うとMT500ならではの音質調整ができます。
【CLEAR AUDIO+】
XPERIAでもお馴染みの機能ですが、これを選択しておくとTV・音楽・ゲームなどのジャンルを自動的に判断して、最適なサウンドフィールドを指定してくれます。
なので使い始めにこのボタンを押してCLEAR AUDIO+モードにしておくのが一番です。
【サウンドフィールド】
ジャンルに合わせて適切な音質にしてくれる機能。
上記のCLEAR AUDIO+にしておけばいいので、ここをこまめに変更するような使い方はしなくて良さそう。
【ボイス】
ボイスはOFF・UP1・UP2の3段階でボタンを押す度に切り替わります。
機能説明に書かれている通り、UP1にするとOFFよりも声のトーンが高くなるような感じがして、確かに人の声が聞き取りやすく感じました。
特に音質の違和感は無いので、常時UP1設定で使ってます。
【ナイトモード】
このモードにすると音量が小さくというか重低音を抑えたような感じになります。
かと言って声が聞き取りにくいとは感じないので、自室では丁度よい音量で隣の部屋には音漏れしないような音量と感じました。
やっぱりTV内蔵のスピーカーと違って、今まで通りの音量でも人の声の聞き取り易さがMT500を使うと大分違います。
普通のTV視聴だとサブウーファーからの重低音も殆ど感じないので、自室以外への音漏れも少ないのでとても良くTV用途としては大満足です。
なお、上記の機能は安価モデルのHT-MT300でも搭載されていますので、TV用途メインで考えておられるならMT300でも同等です。
ウォークマンからLDACワイヤレス再生
特長 : 高音質で楽しむ:
http://www.sony.jp/home-theater/products/HT-MT500/feature_2.html特長 : ワイヤレスで楽しむ:
http://www.sony.jp/home-theater/products/HT-MT500/feature_3.html安価モデルMT300には搭載されていない、ハイレゾ音楽を劣化無しでワイヤレス再生できる「LDAC」、MP3・AACの圧縮音源をハイレゾ相当にしてくれる「DSEE HX」が、MT500に搭載されている所が大きなメリットです。
※MT300でもBluetooth・NFCのワイヤレス再生、S-Masterは搭載されていますので、ハイレゾ音源を使わず圧縮音源のアップスケーリングも不要な場合はMT300でも十分活用できます

Bluetoothのペアリングは簡単で
MT500ホーム画面で「Bluetooth」に決定ボタン → 端末側のペアリング設定にMT500が見つかるのでペアリング
ペアリング完了後は、ホーム画面のBluetoothを選択すると自動的に端末側と接続開始となります。
リモコンの「戻る」でホーム画面に戻ると、自動的に接続が解除されます。
NFCを使う場合は、端末側で音楽を再生させた後、サウンドバーの「Nマーク」部分に乗せると、自動的にワイヤレス接続されTV側で再生されます。
音質についてはハイレゾ音源は勿論良いですし、AAC320Kbpsもハイレゾ並に綺麗に再生されます。
ただ、192kbpsでも音源の取り込みが悪い(音量が小さい)ものだと、アップスケーリング効果があっても少し物足りなさがあるかも。
MDR-Z1R+NW-WM1Aの組み合わせだと、そのような音源でもハイレゾかと思わせるぐらい音質向上するのですが、流石にMT500にそこまでのハイスペックを求めるのは厳しいようでした。
参考記事:
ソニーMDR-Z1RとNW-WM1A購入直後レビューTV用途メインで購入したのでワイヤレス音楽再生はあまり重視していませんでしたが、LDAC再生で初めて聴いても良い音質でした。
ハイレゾ向きの機能は後付出来ないので、多少高くてもMT500にしておけば余程のことが無い限り買い換えることは無いので先行投資と考えています。
以上、普段使う用途としてTV視聴とワイヤレス音楽再生の感想でしたが、デザインも機能も大満足で、また一つ優等生なSONY製品がAV機器に加わりました。
これまでホームシアターは大掛かりで手が出せなかった方でも、コンパクトで良い音質を出してくれるのでMT500は超オススメです!