2014年モデルの「hot+cool AM09」を使用していましたが、急遽もう一台必要になったので、2016年モデル空気清浄機能付「Pure Hot + Cool Link HP02」を購入したので感想を書きます。
14年モデルとの違い

AM09
【サイズ】幅20.4×奥行き20.4×高さ59.5cm 【重さ】約2.68kg
HP02
【サイズ】(約)幅22.2×奥行き22.2×高さ63.2cm 【重さ】約3.91kg空気清浄機能が付いたので本体サイズは少し大型化しています。
しかし、実際に横に並べてみても扇風機のように横幅も無いので、多少サイズアップしても置き場所に困るようなことも無いし、1kg弱重くなったものの余裕で片手持ちで持ち運べる重量なので、サイズに関しては全く気にする必要は感じないはずです。

この製品はリモコンにマグネットが仕込まれていて本体上部にくっつく所がお気に入りで、リモコンをどこに置いておいたか忘れる心配がありません。
HP02の外装(白い部分)はプラスチックですが、マットでは無くツヤがある質感なので、ホコリや擦り傷が出来た時は目立ちやすいかもしれません。

銀色の部分も触った感じ、アルミかプラスチックのような感じがします。
なので、参考写真は金属っぽく見えますが、実際は全体がプラスチックで出来てると思いますが、安っぽくは見えないし軽さ重視ということでいい感じ。
空気清浄のフィルター部分は両サイドの丸いボタンを押しながら持ち上げて取り外せます。

HP02はフィルターの取り替えコストを気にしている人も多いかと思いますが、説明書には
1日12時間稼働させる使い方で1年後に交換のお知らせ表示が出ると記載があります。
この製品を1日12時間も付けっぱなしにすることは無く、冬の季節でも暖房を1日1~2時間付けるぐらい。
夏は暑いので冷風を4~5時間つけますが、扇風機も併用するのでそんなに稼働はさせません。
なので、フィルター交換が必要になるには3~4年ぐらいは大丈夫と見ています。
もし、冬の季節部屋全体を温めるような使い方を考えているのでしたら、それはハッキリ言ってオススメできません。
前モデルを使っていても、直接自分自身に風を当てるような使い方には非常に向いていますが、部屋全体だと時間がかかるのでエアコンを使用したほうが早く温まるし電気代も抑えられます。
CMでソファに座りながら、離れた位置でも風が届き部屋を温めるみたいな宣伝をしていますが、あれをイメージして購入すると10人中9人ぐらいは、エアコンやストーブのほうが向いていると感じるはずです。
Hot + Coolは一直線にダイレクトで自分自身に風を当てる使い方がベストなのです。(電気代を気にしなければ別ですが)
消費電力と騒音
サンワサプライのワットモニターを使って計測

待機中(OFFで電源コードを挿した状態)・・2.0watt
温風
風力1・・約950watt
3・・約1020watt
5・・約1075watt
7・・約1125watt
10・・約1150watt
冷風
風力1・・5watt
3・・8watt
5・・13watt
7・・21watt
10・・40watt
本製品はWi-Fiが内蔵されていますが、待機中の電力を見る限り無線通信による電力は意識しなくてよいです。
前モデルAM09のレビュー記事でも消費電力を調べましたが、
冷風の1~5はほぼ一緒でMAX10付近では2倍のワット数でした。とは言えこれぐらいの電力なら2倍でも殆ど気にする必要は無い。
温風はAM09では1~4で約1150watt、5~10で約1250wattでしたが、HP02では風力を上げる毎に少しづつワット数が上がっていきました。
どちらにせよ冷風は電気代気にせずガンガン使って問題なしですが、温風はドライヤーを使いっぱなしにするぐらいの電力になります。
騒音についてはAM09と殆ど変わらずです。
冷風は1だと殆ど気にならない騒音なので就寝時でも使えます。
3になると就寝時には耳障りに聞こえますが、起きている時には気になりません。
7以上はかなりの騒音になるので、TVを見ている時でもうるさく感じるので、この強さで使う時は外から帰ってきて汗がダラダラ出てる時にすぐ使うぐらいですね。
温風は冷風より少し騒音が抑えられますが、度合いとしては冷風と同じような感じです。
就寝時は1~2、作業時には5~6ぐらいまでが騒音の許容できる風力かと思います。
HP02ではオートモード、ナイトモードもありますが、これは室温によって自動的に決められた風力に切り替わるといったものなので、マニュアルで風力設定した時と変わりありません。
また風向きに関しては、AM09同様
一直線のフォーカスモード一択。
ワイドモードは扇形に風が出てくると思いがちですが、実際は中央部分は風が出ておらず左右に風が出てくる感じで、風力もフォーカス時の半分程度に感じられます。
最初に言ったように、この製品は部屋全体を温めるより、自分自身に向かって当てる使い方が向いているので、私は購入以来ワイドモードを使用したことは一度もありません。
生活家電のIoT スマホ連携で情報がひと目でわかる
16年モデルの特徴として、15モデル(HP01)には無かった、スマートフォンとの連携機能があります。
よって、Wi-Fi機能は必要なく空気清浄機能だけ欲しいという人はHP01モデルを購入したほうが現在なら1万円ほどは安い価格で購入できます。
iOSまたはAndroid用アプリをストアからダウンロードしてダイソンの無料アカウントを作成後設定を行うのですが、Androidのほうが最初の接続認識で失敗すること無く完了できました。
Androidでは最初から完了までアプリ内で済ませられますが、iOSは仕様上一旦アプリを抜けて設定画面のWi-Fiで切り替えをしなくてはいけませんが、変更後戻った時に何度かうまく接続認識をしないことがありました。
接続は2.4GHzしか対応していないみたいなので、Aでは無くGで接続するようにします。

一度連携接続を済ませると、電源をOFFにした状態でもアプリから状況が確認できます。
家の中の状態に加え、自分の住んでいる地域の気温やPM2.5といった情報もわかるので便利。(精度はかなり高い)
データは過去1ヶ月まで保存されるようです。
部屋の空気質、温度などがグラフ化されており、空気清浄時間もわかります。
OFFでは空気清浄されず、ONでは冷風・温風どちらの時でも空気清浄されるみたい。

アプリから遠隔操作で電源を入れたり、風力の切り替えができるので万が一リモコンが壊れたり無くしたりしても対応可能。
フィルター寿命も残り何時間まで使えるかわかります。
これは時間リセットすることもできるようで、もし寿命がきてどうしてもフィルターを買い替えたくない場合は、リセットすると寿命表示を消せると思うので、その後も無理やり使うことはできそうです。
他にはスケジュール機能もあり、設定しておくと決まった曜日・時間に動作させることもできます。
この機能でガンガン使用すると電気代が勿体無いので私は使いません。
まとめ
過去3年間に発売されたモデルで用途ごとに見ると
AM09:温風・冷風が使えれば良い
HP01:温風・冷風に加え空気清浄機能も欲しい
HP02:上記全てに加えスマホ連携機能も欲しい
消費電力は若干HP02のほうが微風で省エネとなりますが、基本的な部分はAM09と殆ど変わらないので、空調機能だけ欲しければHP01をオススメします。(AM09は製造終了でむしろ新品は割高)
機能的にはもう大分満足しているので、今後発売されるモデルに求めるなら省エネ・騒音低減・風の流れを更に良くする こんなところでしょうか。
最後に購入した価格ですが、楽天スーパーセールの時に
コジマ楽天市場店で64500円。
ここから買い回りなどをして、合計25倍還元ぐらいにしているので、実質48000円程度で購入しております。
楽天やヤフーショッピングの大型イベント時にうまく買い物すればポイントで還元されますので、最低でも5万円弱で購入できるかと思います。
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