【株】NEWART復配発表も通期予想が弱く今後監視対象から外すことに

昨年の悪夢の決算跨ぎから1年、今年はノーポジで静観したNEWARTの決算発表があった。
サプライズだったらうなされる所だったけど、結果を見ると今年も微妙な感じの発表だった。

・今期0.3円で待望の復配実施(利回り1%)
・通期予想は増収減益で当期純利益は80億(26.9%減)
・前期の営業キャッシュフローが9億程度のマイナスで並びは--+



長期ホルダーには念願だった復配発表で、最低ライン予想であった0.3円配当。利回りは現在の株価で1%。
この配当は業績予想も文句なしだったら評価されるところだが、弱い予想であったため復配サプライズは薄まってしまった。
2桁のボロ株でも東理ホールディングスの3%を超える利回りなどソコソコあるので、やはり1%では物足りず。

そして最大の悪材料が超弱気の減益予想。
ここ2年は上方修正連発なので今回も保守的すぎる予想の感じはするが、同時発表された中期経営計画では2020年に売上155億の純利益15億目標で、これも長期投資するには成長率が低く感じてしまう。
当面は3月オープンした上海、6月オープンの台湾の売上規模と、減益理由である今後の海外展開次第。

もう1点気になるのが、営業キャッシュフローがマイナスとなっており、営業-投資-財務+の形。
※アート事業の商品仕入れの為で、流動資産の商品及び製品の大幅増加となる
キャッシュ・フロー計算書とは?
上記サイトで確認すると、この形は再建型で再建途上の企業に多いとのこと。
NEWARTにピッタリ当てはまるので問題は無さそうだが、やはり1~2年の内に劇的に復活するイメージは出来ないかも。

以上3点が決算の見どころだったが、この発表でもうNEWARTに未練は無く監視対象からほぼ外すことにした。
PTSは21時の時点で29.1円で0.9円安。腰の座った長期ホルダー以外は未切り売りが出そうな感じでまだまだヨコヨコチャートが続きそう。



[ 2017/05/10 23:36 ] | TB(0) | CM(0)

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