2016年モデルVAIO Zレビュー|新品より10万円近く安く購入、Z Canvasより性能アップしてる

第1弾ドコモ夏のスーパーチャンスで、ソニーストアがdケータイ払い+10倍還元だったので、VAIO Zクラムシェルモデルが安くで買えないかと検討したが、最小限に近い構成でも17万円近い価格でこれなら次の新型が発表されるまで待ったほうがよいと思った。

しかし、ヤフオクで検索すると「クイックドゥ」という評価数の多いオークション代行ストアの中古出品があり、これがほぼ最上位クラスの構成ながらかなり安い価格で出品されていたので、最初の入札だけして競合相手がいたら降りようと考えていたけど、誰も現れずそのまま落札出来てしまいました。

VAIO一筋カスタマイズモデルの新品購入をし続け、今回始めて中古品となりましたが思いのほか状態が良く(新古品かと思うぐらい)VAIO Pro11との買い替えとしては非常にお得だと感じた。

落札価格やVAIO Z Canvasと比較したベンチマーク結果を紹介。


クラムシェルモデルのVJZ1311


狙っていたのはクラムシェルモデルのVJZ1311で、フリップモデルは安い価格でも買う気は無かった。
理由としてはすでにVAIO Z Canvasを使っているのでタッチパネルは必要なかったことと、Canvasと違って純粋なノートPCはクラムシェルに限り、液晶画面が変形したり取り外せるようなものは邪道だという考えがあるから。


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スタート価格は130,000(税込み140,400円)+送料780円で、入札数1のまま終了。
141,180円でした。(クレカ還元など2%ぐらいは戻る)

中古なので一番状態が気になったのですが画像を見る限り綺麗な状態で、オークション代行業界最大手らしく一応人の手で査定され「鑑定済み」なので問題ないだろうと思った。
文面での状態は「A」


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カスタマイズモデルなので構成をしっかり知りたいところなのですが、商品説明には一切書かれておらず、判断できる部分は商品タイトルに付けられた
「美品 SONY ソニー Vaio Z クラムシェル VJZ1311 Core i7 16GB Win10 Home 512GB 初期化 動作確認済み」
だけ。
この記載の仕方では一部構成が謎な所が残るので、ここが大幅に安くで購入出来た理由では無いかと思う。


現在このモデルで構成できる内容は以下の通りで、太字部分は実際に商品が届くまでわからないスペック。

【OS】
Win10 HOME/Win10 Pro/Win10 Professional

【カラー】
ブラック/シルバー/勝色ダブルアルマイト仕様

【CPU】
Core i7-6567U(3.30GHz)/Core i5-6267U(2.90GHz)

【メモリー】
16GB/8GB/4GB/

【ディスプレイ】
WQHD(2560×1440ドット)/フルHD(1920×1080ドット)


【ストレージ】
第三世代ハイスピードプロSSD(NVMe対応) 128GB~1TB/
第二世代ハイスピードSSD 128GB~512GB



ディスプレイは記載が一切なく、商品画像も初回画面なので判断は難しい。
ストレージは第三世代SSDは16年11月から新規に選択できるようになった構成なので、購入時期がシリアルNoからでは判断が難しい。

ディスプレイだけは絶対WQHDが良かったのですが、実はオークファンで調べるとクイックドゥから同じモデルが1ヶ月以内に数点出品されており、その中の1つに出品者の質問でディスプレイについて問い合わせがあり、返答でWQHDだったので、これも同じでは無いかと思ってました。(質問する残り時間が少なかった)

「Vaio Z クラムシェル VJZ1311」とオークファンで検索すると6月に2点見つかり、落札はいずれも15万円半ばで入札数は1件と2件。
スマホと違ってノートPCのカスタマイズモデルは参考データが少なく意外と穴場?



届いたVAIO Z


実際に届いたVAIO Zは外箱も付いていて恐らく欠品は無し。
カスタマイズ構成が記載された注文表は入ってなかったので、PC内で確認する必要がある。
ラストSONYのVAIO Pro11でも昔に比べ付属品が減っていましたが、VAIO社になってからは更に必要最小限で本体以外の部分で極力コストをかけないようにしてると伺えます。

ディスプレイは起動後の「ディスプレイ設定」で確認すると、2560×1440(推奨)となっていたのでWQHDなようで良かった。

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上から順にVAIO Pro11、VAIO Z、VAIO ZCanvas

商品の状態はとても良く、天板・パームレスト・端子周りに汚れや痛みも殆ど見受けられず、キーボードも使い込んだ形跡は無いので、相当な美品で初の中古品購入でも大満足です。

Proの天板は少しザラつきがあって拭き取りにくく汚れが目立ちやすい所がありますが、VAIO Zのほうはツルッとした質感で手入れしやすいところが良い。パームレスト部分も同じ。

電源アダプターの大きさは同じですが、端子形状が小さくカチッと差し込むような感じになっていたので、Canvasよりこちらのほうが良い感じ。

キーボードの押しの深さは3種ともほぼ一緒ですが、VAIO Zは打鍵時にパチパチ音が一番しにくく感触も一番良い。

SONY時代のZシリーズ~Proシリーズに進むに連れて、キーボード上部のアシストボタン、パフォーマンススイッチなどが減りつつあったのですが、VAIO社Zではついに一切のボタンが無くなりました。
電源ボタンも横に小さなボタンとしてあり、正面からの見た目はスッキリしました。
この辺のスイッチは当時も最初は弄ったものの、すぐに変更しなくなったので無い方がいいですね。

排気口は左右と底面上部付近にあり、Proの左側1箇所より排熱処理に気を配った設計。
ベンチマーク中は結構大きな音はするものの、Proにあった甲高さは無くなり耳障りな音では無いし、背面の上部部分に熱があるぐらいで、全体的に排熱が処理がとても良くできている。
Canvasは端末の上部全体に大きな排気口があり、音も処理も文句の付けようが無いのでCanvasには敵わないか。



ベンチマーク


VAIO ZCanvasと比較してのベンチマーク結果

なおVAIO Z Canvasの構成は
Windows 8.1 Pro→Win10最新版に無償アップグレード
Core i7-4770HQ(2.20GHz)
Iris Pro グラフィックス 5200
メモリー16GB
第二世代ハイスピードSSD 512GB


【CrystalDiskMark】

VAIO Z
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VAIO Z Canvas
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このベンチマークを見る限り、残念ながら第二世代ハイスピードSSDのようでした。
SONY製品レビューで超有名な「ソニーが基本的に好き」さんで、第3世代のベンチマーク結果が掲載されており、それによるとReadが上から順に3543/620/1707/56みたいなので、第3世代SSDで無いことは確定。


【WIN SCORE SHARE】

VAIO Z
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VAIO Z Canvas
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Zは第6世代Skylake、Canvasは第4世代Haswellですが、スコアはCanvasのほうが上みたい。
しかし内蔵グラフィックは、Zのほうが上です。


【ドラクエXベンチマーク】

VAIO Z
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VAIO Z Canvas
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フルHD最高品質で計測しましたが、Winスコア通りZは「とても快適」となり、スコア差は1500程度広がりました。
ノートPCはどうしてもグラフィックが弱くなるので、イラスト重視で販売されたCanvasより高いとなると、やっぱりPCは1~2年でも大きく性能が変わってしまいます。

関連記事の過去VAIOでも毎回ドラクエベンチしてますが、2013年モデルのVAIO ProではフルHDだと1670(重い)で記事を書いていたので、4年間でドラクエXはノートPCでも最高画質で遊べるようになったことになります。


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Windows10 Creators Updateをして、VAIOから配布されている各種ドライバーを更新した後のSSD容量。
使用用途にもよりますが、メインPCとして使うならSSDは最低256GBはあったほうがいいです。(SSDは容量大きい方がベンチマーク速度もいいみたい)
SONY時代と違いVAIO社VAIOはプリインストールソフトが全く無いのでスッキリした状態で開始できます。


今回購入したVAIO Zはストアで新品カスタマイズした場合、276,800円+税となるので、中古ながら141,180円で購入出来たことは非常にお買い得だった。
VAIO Pro11はヤフオク売却するけど、VAIO Zがこの価格なら5~6万円ぐらいかもしれない。
なにか作業する時スマホではノートPCの代わりになれないので、正直もっと価値があると思っていたけど想像以上にPC離れが進んでスマホ優先で所有するようになってきたのかも。

2017年はVAIO誕生20周年に当たるので、もう間もなく新型発表がありそうな感じだけど、VAIO社になってから明らかに法人向けの売上が良くなり黒字化したので、昔のように外部グラフィックボードみたいなバリバリに尖った製品は作らず、現行に近い高スペックながら無難なモデルを出してくると思われるので、VAIO信者でも変態スペックまで欲しがる信者じゃ無ければ、2016年モデルの中古品を探すと安くで手に入るし十分満足できます。

スマホはXPERIA信者になれませんでしたがPCだけはVAIO一筋で貫きます。
(GDP Pocket予約購入はあくまでサブ的な位置づけなので浮気ではない)


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[ 2017/07/23 23:02 ] VAIO Z / Pro/canvas | TB(0) | CM(0)

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