先日の楽天スーパーSALE期間に
ゲオモバイル楽天市場店で、実質12500円程度で購入したdtab Compact d-01J。
2年近く使用したiPadmini4からの買い替えでしたが、こちらは中古ながらヤフオクで36500円で落札されたので、今回の買い替え費用は一切かかっていません。
これだけ安いとずいぶんと性能ダウンかと思うところですが、dtab CompactはCPUはKirin 950、メモリ3GBで実用でストレスを感じないギリギリラインではあるものの、Androidタブレットでは数が少ないWQXGA(1600×2560)高精細ディスプレイ、4980mAhの高バッテリー、ステレオスピーカー搭載で、電子書籍・動画・写真閲覧といった用途に非常に向いたコスパ優れる有能タブレットでした。
到着して数日使っての感想を書きました。
高級感あるデザインでほぼiPadmini4に近い

ドコモから発売された端末ですが、機種変更でも実質価格が非常に安くなるということで、月々サポート狙いでゲットした人の放出も多いので、ヤフオクなどで誰でも比較的容易に入手することができます。
価格を抑えるためか付属品は安っぽいスタンドのみ。
でも本体の質感は非常に良く、背面ゴールドの色合いは同じくゴールドを使っていたiPadmini4と殆ど一緒。
サイドのデザインもiPadより若干角があるぐらいなので、手に持った時のフィット感も中々いい感じ。

形状で異なるのが画面比率で、iPadmini4は写真閲覧に非常に適した4:3、d-01Jは16:10と横長のワイド液晶。
個人の好みにもよるが、写真や電子書籍を見る時の画面比率は4:3がベストだと思っているので、4:3で撮影した写真が見栄え良く表示されるか気になっていましたが、両サイドに黒帯は殆どなく結構いい感じに表示してくれました。
画像ではわかりにくいですが、フルHDより高画質のWQXGAということもあり、iPadmini4と同等だと感じるほど高精細に写真を表示してくれるので、画質第一に考えてる人でも十分満足できるかと思います。
続いては、タブレットで一番利用する楽天マガジンの雑誌表示。

画像をクリックするとわかりますが、Padmini4より縦画面での表示は上下に白帯が大きめに出てしまうので、この画面比率では仕方無さそう。
違和感はありますが、文字潰れは無いので読むには支障なし。

横画面表示では2ページが綺麗に収まって表示されます。
文字は小さくなるので多少読み疲れ感はあるものの、図が多めの雑誌でも横表示で対応できます。
スクロールは若干カクつく、メモリ不足は少し感じるかも

ブラウザも一画面に収まる情報量も多く、フォントも見やすいので良い。
しかし、スクロールする時に若干数年前の端末に見られた、カクつくような動作を感じてしまう。
こういう挙動が起こる場合、時としてスクロールしたつもりがタッチ反応でリンク先が開いてしまうことも度々あったので、この辺はCPUがワンランク下がっていることのデメリットになる。
ゲームはアプリによって動作は様々だと思うが、最近購入した弾幕STGは一切動作に影響無くプレイできるし、マインクラフトも上空をスピードアップして進んでいってもグラフィックは追いついて表示されていたので、このスペックでゲームの動作が厳しいということは無い。
あとメモリが3GBということで、タスクにアプリが多数残っていたりするとホーム画面に戻った時にアイコンが一瞬全て消える再読み込みが発生したり、アプリアイコン、ホームボタンをタッチしたのに少し反応が遅くなるといった挙動も見られた。
これがメモリ2GBなら頻繁に発生するところだけど、3GBならそれほど頻繁には発生しないのでストレスが溜まるほどの操作感では無い。
本体の機能は大幅に省かれている
Huawei Mate9と本体設定項目は似ているが、その中身の機能は大幅に省かれています。
まず、ホーム画面はドコモランチャーしか入っていません。
なので、久しぶりに昔有料アプリで購入した「
Nova Launcher Prime」を使った。
昔定番だったランチャーアプリの殆どは現在日本語化されているので誰でも扱いやすくなっています。
端末にホームボタンが付いていますが、これはiPhone7と同じく感圧式になっています。
ボタンタッチで戻る、長押しタッチでホーム画面に戻るのですが、反応は良いもののiPhoneのように振動でのクリック感が全く無いのですごく違和感を感じてしまう。
指紋認証にも対応しており、こちらも認証反応は非常に良好。
ボタン感度に不満点は無いのですが、クリック感が無いだけで使い心地が何か大きく違ったように感じてしまったので、これなら従来の押しボタンでも良かった気がする。
通知パネルには6つの機能アイコンしか無くカスタマイズ機能は無し
ブルーライトカットできる視力保護モードはあるものの、Mate9のように時間帯指定ができずON/OFFスイッチしか無いので不便(通知パネルにスイッチが無い)
スマートアシストも、時間帯指定できる自動電源ON/OFF機能のみで、フローティングボタン、モーションコントロールといった機能は無し。
設定周りの機能が欲しい場合はGooglePlayから別途アプリをダウンロードする必要があります。
逆に考えると一昔前のように、自分であれこれアプリを入れてカスタマイズする楽しみ方がある端末です。
高精細タブレットとしての評価は満点
安価なAndroidタブレットはフルHDに満たない解像度が多数を占める中で、市場価格が2万円を切る価格でWQXGA(1600×2560)高精細ディスプレイのd-01Jは、これだけで満点評価をあげていいぐらい。
バッテリー持ちも結構良く、ブラウザ閲覧なら30分ぐらい見ていても数%程度しか減らないので、ガッツリ使っても1日の途中で切れることはまず無いです。
dtab Compact d-01J削る所は削って、必要な所はしっかり仕上げたメリハリの効いた端末だと思います。