昨年の今頃に
初めて仮想通貨に関する記事を書きましたが、今年改めて仮想通貨投資についてどう思うのかと言うと、昨年が最初で最後のチャンスであって、今年から始めても億万長者になれることはほぼ無理で、良くて2~3倍、下手すると大損する可能性大だと思っています。
理由としては
その1:ビットコインを基準とした時価総額で考えるならば、イーサリアムだと2倍、リップルだと3倍しか上昇余地が無く、昨年末に起きたような短期間で10倍以上の夢は無いと思っていい。
ライトコイン、ネムといった辺りはまだ時価総額は低いながら、リップルを基準として考えるならば良くて4~5倍程度と考える。
聞いたことも無いような時価総額の低いアルトコインなら10倍以上の可能性は秘めていますが、こんなのは運次第で宝くじ感覚だと思う。
仮想通貨の時価総額順位は以下のサイトで見れます。
リアルタイム仮想通貨時価総額ランキング:
http://bitmanagement.jp/ranking/その2:アルトコインの殆どでスプレッド幅が広すぎること。
先日開始したDMM bitcoinは初日こそスプレッド幅が狭く、これなら今からリップルやネムを購入しても多少は利益を出せると思ってたが、数日たった今スプレッド幅が常時15円に広がっており、これでは損するリスクのほうが絶大。

直近で一番動いた1/11でも始値174円、高値189円、安値145円、終値158円で値幅は44円。
もし今後、昨年秋ごろのように動きがストップしてしまうとスプレッド幅が改善されない限り塩漬けとなってしまうリスクもある。
最近特に思うのは、スプレッド幅について言及せず安直にこの取引所は初心者向けでオススメですみたいなブログが非常に多いこと。
スプレッド幅を考慮しなくても良かったのは暴騰する前の昨年までであって、今年はスプレッドコストを意識しないと到底勝てない環境になっているということを強く言っておきたいです。
その3:昨年末に仮想通貨で億万長者続出みたいなニュースが出るようになって、投資初心者が一斉に口座開設殺到している点。
株でもよく言われているように、TVなどを見てド素人が一斉に入ってきたときが相場の天井になりやすい。
昨日のネットニュース「
世界ビットコイン保有者4%が全ビットコインの97%を保有」と出ていましたが、これが本当なら大口4%のさじ加減一つになるので、一気の暴落は無いもののある程度ムードを良くしたところで叩き落とすというような展開が続くのでは無いかと感じる。
以上のような理由で、私は仮想通貨ブームは昨年だけで
今年は大きな暴落こそ無いものの動きも出ず結局仮想通貨やって大儲けすることは出来なかった、という後追い人続出になるでは無いかと予想しています。
で、記事タイトルに書いたように今からもし仮想通貨を始めるなら、大きな夢を見ずビットコインFXのほうで手堅く売買して、いつでも撤退できるぐらいの気持ちでやったほうがリスクも少ない。
今の仮想通貨相場は為替FXと違って、比較的トレンドが続きやすくチャートによる騙しが少ない気がするので、流れに逆らわず売買すれば薄く利益を取りやすいと感じています。
利用する取引所は「GMOコイン」のビットコインFXで、ここはスプレッド幅が比較的狭く、500円or1500円or2500円で動くことが殆どで、10000円以上となったのは昨年200万を突破して乱高下した時だけなので売買はし易い環境。

1分足なら○で囲った部分はスプレッド500円で、たまに↑のように大きく反応するような場面では一時的に1500円程度になることがあります。
GMOコインを半年ほど利用して穏やかな状態では常時500円か1500円でのスプレッド幅となっています。

また私がよくトレンドの反転を見極める時に使うのが4時間足チャートで、MACDと長期移動平均線を下から上にGCするタイミングを良く狙います。
1月14日9時頃のチャートですが、MACDも0以下の水準で反転したので少し買いました。
5分~1時間足も短期売買時には見ますが、大きなトレンド反転タイミングを見極める時は4時間足を使うことが多いです。

売買も50万程度で、1度に0.5bitcoin程度で多くても1bitcoinで株ほど大きく勝負したりはせずお小遣い稼ぎ程度です。
スプレッド幅の広いアルトコインを購入すると、いきなり大きなマイナスとなり気持ちが落ち着きませんが、GMOコインでのビットコイン購入なら、外貨FXと同じく数分でスプレッド分を取り戻しプラスに転じるので落ち着いた気持ちで売買できます。

昨年1月から仮想通貨を注目してたくせに、結局の所ビットフライヤーでの売買も含め10万円強程度の利益しか上がっていません。
株でもそうですが、仮想通貨で億万長者になっている人は投資経験が5年未満と浅く、相場のいい時に初めて怖いもの知らずでガンガン攻めて言った若い人が成功している印象が強い。
私は20代前半から株投資を初めて15年ほど経ちますが、小泉相場で少しいい思いをした直後にライブドア~リーマンショックで退場させられた経験がありますが、そういった相場の怖さを知った人間ほどバカになって仮想通貨を長期で持つことが出来ずチャンスを逃してしまうのかもしれません。
仮想通貨は昨年末がピーク、株は今年1年間がバブルのピークで来年辺り終わりそうな気配が漂っていますが、そこでかつての暴落経験を活かして株のほうでしっかり勝ち逃げできれば良いかなと思っています。
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いつも楽しく拝見させて頂いてます。
先日の太陽誘電は利確が早すぎてしまいました…。あそこまであがるとは…。
それはともかく私も一週間前くらいから仮想通貨に手を出してみたのですが、
仰る通りこれから儲けるのは厳しい投機だなぁと同じ結論に至りました。
ひとつのアルトコインに宝くじ感覚で購入して眠らしておこうかと思います。
>もぶぅちゃん さん
ブログ見ていただきありがとうございます。
太陽誘電は一気に3空開けて急上昇しましたが、こんどは一気に半値ほど下げて2空の窓を埋めてクセが非常に強いです。
75日線をキープしつつ2/7決算日までにチャートの形を良くしてくれればと思っています。
仮想通貨はイーサリアムやリップルは日々変動率が高いけど、それでもスプレッド幅で見ると元を取るだけでも厳しいと感じています。
GMOコインでは18年に延期になりましたが、アルトコインのレバレッジ取引も予定されているので、スプレッド幅が狭ければいいのですが・・・
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