
アベノミクス開始時の13年1月始値677円だった楽天は、ほぼ全戻しとなる700円前半水準まで下落したものの、直近の日足が底打ち気味に加え、各種テクニカル指標がこれ以上無いぐらい売られすぎランプが点灯しているので、今日ある程度の中期目線で5000株の大口買いをした。

日足は昨年12月半ばの大きな下落から見て、この半年間に4回25日線上に出るものの定着せず下落を繰り返しているが、MACDは1月および4月の水準を下回らない位置で推移し、GC気味の曲線を描いているので底打ち反転すると見た。
日足だけでは無く、週足・月足でも反転しそうな兆候が出ている(あくまで個人的なこじつけ論だけど)
週足と月足

一度も中期線に接近しないまま下落が続いており、RSI・MACDともに売られすぎ水準がずっと続く。
普通は下落途中に僅かでも中期線に向かうような上髭が出るけど、楽天は一度も無いので反発した際は一気に中期線まで陽線で戻す雰囲気がある。
月足は6月で陰線なら11ヶ月連続となる。7月も陰線ならサイコロは全敗。
相撲でも幕内で15日間全敗した力士は4人しかいないだけに、株でも月足で全敗を記録するというのは流石に無いのでは。
それにこうしたジリジリ下げは長くても、案外戻すときは1ヶ月ぐらいで1/3ぐらい一気に戻すこともよくあるので、楽天はもう投資魅力が失せたと思わせているときぐらいが丁度買い時かもしれない。

あと週足のRCIは超短期とも底で這いつくばっているが、過去の例を見るとその期間の一致が近づくタイミングに来ている。
15年9月11日週に長期が底→16年4月8日週に長期が底から上昇に転じる。この間約7ヶ月。
17年11月24日週に長期が底→18年6月12日週現在も底のまま。この間約7ヶ月。
高値からのほぼ半分という下落幅も今回と一致する。
15年の時は途中何度か短期線が浮きあげることがあったが、今回は未だ底を這いつくばっており反発していないことがわかる。
今期業績予想が開示されていないが、四季報予想ベースで着地した場合でPER約13倍、PBR約1.4倍と、来季以降よほど収益悪化しない限りは割安の水準に入ってきている。(増資で希薄化するとそうでもなくなるが)
今年の楽天は特に企業買収やイニエスタ50億など攻めまくっているが、来季以降に結びつけばいずれ復活するはず。
保有の目処としては700円を割って戻りが鈍いようなら損切りも考える。
利確ポイントは週足なら中期線、日足なら800円付近の大きめの窓埋め。
目先は上向きに転じた5日線を下回らず連続で陽線を出せるかがポイントになる。