Androidで遊べるドリームキャストエミュレーター「Reicast」使い方

Androidで遊べるDreamcastエミュレーター「Reicast」
このアプリは、かつてPC用Dreamcastエミュとして開発されていた「NullDC」を元に、現在も開発が進められています。
※NullDCは2011年を最後に開発がストップしているので、実質このソフトが後継ソフト

メニューは日本語非対応、biosも必須とやや敷居が高いですが、設定自体はそれほど複雑な構成をしていないので、初期設定さえ済ませれば、後は簡単に遊ぶことができます。

reicas (1)

公式サイト:http://reicast.com/downloads/
Android版:GooglePlay
Windows版:http://builds.reicast.com/(stableがリリース版)

GooglePlayで配信されているのは正式版ですが、更新が2014年2月を最後にr6バージョンでストップしています。
公式サイトで配布されているものは、2018年7月1日の最新版を始め更新が活発で、r7バーションとなっています。
開発版ながら、正式版より遥かに安定性が増しているので、公式サイトからapkファイルをダウンロードして使うことを推奨します。

Android版で最低限の設定での遊び方メモを残しておきます。


アプリをダウンロード


まず公式サイトを開き、Development builds (newer, untested)下の「reicast ci builds」リンクをクリック

rei_20180707214522d8d.jpg

暫くすると公開ファイルがリストで出てきますので、最新で公開されているものをダウンロードします。
この記事では2018年7月1日公開のapkファイルを使用。
Windows版も公開されています。

apkは端末設定で「提供元不明のアプリ」のチェックをONにしないとインストールできません。


bios、ロムを入れる


最新版のr7ではSDカードから読み込みにも対応していますが、GalaxyNote8で設定をしてみたところ、biosのみ内部ストレージに入れないと認識しませんでした。

以下は起動できた時の配置例です。

bios
内部ストレージ-reicast(任意のフォルダ名)-dataフォルダ

このdataフォルダ直下に
「dc_boot.bin」「dc_flash.bin」を入れる
※元々はdc_bios.binだが、このファイルをdc_boot.binにリネームする

rom
SDカード-game(任意のフォルダ名)-DC(任意のフォルダ名)

DCフォルダ直下にフォルダ分けしたromを入れている。
なおReicastでは「cdi」イメージが対応しており、その他の拡張子では対応していないものもある。


アプリで各種設定


アプリを起動し、メニューから「Settings」を開く

FnbH6ni6-1.jpg

上がbiosの場所で、下がromの場所。デフォルトが左側画像の通り。
これを先程のフォルダ場所にしていてやったのが右側の画像。
biosは「Locate」romは「Browse」から行う。

なおGooglePlayで公開されているr6バージョンでは、SDカード場所を開こうとすると強制終了してしまう。
恐らく使用端末がAndroid8系なので、最新OSにうまく対応出来ていないと思われる。


reicas (4)

次に以下の項目を変更しておく

BIOS Region・・NTSC-J
Cable Type・・HDMI
DC Region・・NTSC-J
Broadcast・・0-NTSC-J

NTSC-Jは日本リージョン用となる。
HDMIは画質がよりキレイになる。初期指定のVGAは当時のドリームキャスト画質が再現されるが、やや画質に粗が見える。


biosの起動確認とrom起動


フォルダが正しくしていできていれば、トップ画面でロム(cdi)が表示される。

reicas (5)

最初にbiosの起動確認を行う。
「Boot Dreamcast BIOS」をタッチする。

ここで「Select a BIOS source」のエラー画面が表示されたら、biosがうまく指定できていないことになる。(今回の動作確認でここが色々試すことになった結構苦労した)

reicas (10)

起動できたら、最初に本体時間と日付設定が入るが、このへんは別に適当でもよい。
設定で日本リージョンに指定はしているが、なぜか必ず外国語で起動するので、「時計」を選択する。
(仮想コントローラーをタッチして操作)


reicas (11)

言語がスペイン語になっているので、ここを日本に切り替えてやれば日本語で動くようになる。

後は、前の画面に戻って「メモリーカード」を選択する。
ここでビジュアルメモリが「×」マークになっていたら、壊れているのでAボタンで選択してやると初期化することができる。(当時のやり方と一緒)
壊れている状態でゲームを開始してもセーブされない。

ここまでできたら、端末の戻るボタンを押すとゲーム内メニューが出るので「Quit Emu」で終了する。
(ゲームをプレイ中でも、やめる時はこの操作で終了できる)

トップ画面から適当なロムを起動してみる。

reicas (15)

ゲームが起動できる。
GalaxyNote8だとカクつきも無く、とても軽快に動作。
ビジュアルメモリも動作しているみたいで、セーブ・ロードもできるみたい。


コントローラーを接続する


コントローラーを使う場合の設定。
サイバーガジェットから発売されている「FC30PRO GAME CONTROLLER」のBluetooth接続で確認しています。

なおアプリを立ち上げたままコントローラーを接続しても反応しないので、必ずアプリをタスクキルして終了させておき、コントローラーを端末とBluetooth接続が完了してからアプリを立ち上げると認識する。


dc-1A.jpg

メニューからInputを開く。

Controller Aにある「Select」をタッチすると左側画像のウィンドウが出るので、ここでBluetooth接続してるコントローラーのAボタンを押す(たぶんどのボタンでもいい)
すると、右側画像のように使用しているコントローラー名で認識されるようになる。
この時点で、最適なボタン配置で認識されていたので、別途入力指定しなくても使えた。

コントローラーが接続された状態で、ゲームを起動すると自動的に仮想コントローラーは非表示になる。


以上がドリームキャストエミュレーター「Reicast」最低限での設定と使い方でした。

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[ 2018/07/08 00:02 ] エミュレータ | TB(0) | CM(0)

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