HUAWEI Mate20 Proレビュー|感度抜群の顔認証、高性能カメラ、安定したバッテリー

HUAWEI Mate20Proを購入して約2週間、Galaxy Note9をサブスマホにしてメインとして使いました。
率直な感想としては、トータル面の満足度ではNote9と同じく現時点では最高峰のスマホで、これ以上の代物は無いと感じました。
しかし、Mate20ProはSIMフリー端末として家電量販店等で入手しやすいし、ポイント還元等で新作なのに最初から実質では大幅に安く購入できるので、そういった部分ではMate20Proの圧勝なので、コスト面では断然Mate20Proです。

すでに製品レビューは多数ネット上に上がっているので、個人的に特に良かった部分を簡単に書きます。



背面の質感が良く指紋が目立ちにくい


SIMフリーのカラーバリエーションは「トワイライト」と「ミッドナイトブルー」の2色ですが、後者は背面の質感が違っていて指紋が目立ちにくい処理がしてあります。

MATE20_20181224132236870.jpg

光に当てると斜めに線が入っていて特殊な加工がしてあります。
爪で擦るとザラつきがあるかのような音がするのですが、手に触れる感触はサラッとしているというか、Note9のようなガラス素材のように持った手がピッタリとくっついているような感触ではありません。

なので、使っていても指紋が目立ちにくく、多少汚れてきてもサッと拭き取るだけで綺麗になります。
私は元々背面はガラスよりアルミ製で、指紋が目立ちにくいマット系を好んでいましたが、ミッドナイトブルーはマット系では無いものの、触り心地と指紋の目立ちにくさの点ではかなり満足しています。

12/24時点のAmazonではミッドナイトブルーのほうが、なぜか1万円近くも安いので一般的には使い勝手よりも見た目の美しさがあるトワイライトのほうが人気があるのでしょうか?


液晶内蔵指紋センサーより使い勝手抜群な顔認証


Mote20 Proでは他社に先駆けて液晶内蔵指紋センサーが搭載されており、私もずっと楽しみにしていて、これが購入意欲を高めた機能の1つだったのですが、実際に使ってみて感じたのはまだ改良の余地があるのではないかと思っています。

mate201.jpg

スリープ中に画面タッチすると、画面中央よりやや下側に指紋センサーマークが表示されるので、どこにあるかわからないということはありません。
ただ、日常で使っていてもこの位置は微妙に使いづらく、無意識でも簡単に触れられる配置では無いような気がしました。
iPhoneのようにホームボタン場所にあるのが理想的なので、将来的には中央付近とホームボタン付近の2箇所あれば便利かも。

反応感度は特に問題ないですが、ある程度は指をピタッと置かないとセンサーが反応しないので、サッとなぞるようにサクッと解除できるわけでは無いので、結局の所は背面センサーでも使い勝手は良かったんじゃ無いかと思ってます。
※たぶん誤操作で解除されないよう、触れてからすぐ解除反応しないよう作られているのかも

逆に意外だったのが顔認証システム。
これがビックリするぐらい感度が良く、Mote9を使ってた頃とは比べ物にならないし、GalaxyNote9と比較してもNote9のほうが明らかにワンテンポ遅れて認識されてると感じるぐらい早い。
辺りが暗いところでも問題なく顔認識されます。
顔認証感度が凄すぎるおかげで、改良余地のある液晶指紋センサーと併用することでストレス無くセキュリティ機能を使ったスリープ解除が行えました。


スーパーマクロカメラが凄い


まだあまりカメラは使っていませんが、Mate9を使ってたときからHUAWEI最大の長所はカメラにあると感じていたので、カメラ撮影のためなら一択のスマホだと思います。

MATE20PRO.jpg

とりあえず食べ物を適当に撮影しましたが、素人でも美味しそうに撮れているはず。

MATE20A.jpgNPTE9.jpg
※左Mate20Pro 右GalaxyNoate9

明らかに勝っている所ではマクロ撮影だと思います。
Mate20Proではカメラを物体に近づけると自動的にスーパーマクロモードになるのですが、仕様上では2.5cmまで近づけるみたい。
逆にNote9では、マクロ撮影でボヤけるギリギリの距離が画像ぐらいだったので、マクロは完全にMate20の圧勝です。

GalaxyNote9のカメラは暗所撮影に強かった
Note9もカメラ性能が悪いわけでは無く、普通に風景撮りなどは綺麗に撮影できます。
でも、Mote20 Proはあるゆるカメラ撮影用途で強すぎるというだけです。。。


バッテリー持ちの安定感はNote9より高い


Mate20pro 4200 mAh
Galaxy Note9 4000 mAh

バッテリー容量は若干Mate20のほうが多く、ゲームアプリで少々遊んだとしても1日で40~50%程度は残るので容量は両者とも十分。
ただ、スリープ時持ち具合はMate20Proのほうが安定しているような気がします。
バッテリー数値の減少速度は、実際の所メーカーごとに癖があって、最初減りが早く見えても50%以下からは意外と持つようなこともあるので、正確にはなんとも言えないところがありますが、すぐ減ってイライラということはありません。

mate20ba.jpg

変わり種なのがワイヤレス給電機能。
Mate20Pro自体がモバイルバッテリーに変身するみたいで、Qi充電対応の端末であれば充電させることができます。


不満点:通知アイコン領域が狭い


現時点で一番の不満点と感じているのが、通知アイコン領域の狭さ。
ノッチ表示有り・無しどちらにしても、通知アイコンが少ししか表示されません。

mate20noti.jpg

常時表示のWi-Fi電波、バッテリーアイコンだけで一杯になってしまい、アプリ通知アイコンは表示されても1~2個ぐらいしか余裕がありません。
通知を下ろすとアイコン部分がノッチの下側ラインに表示されているように見えるのですが、この場合も通知アイコンが並んで見えることはありませんでした。

私は通知文章より、通知アイコンで新しい情報が来たか判断してるので、この部分がNote9と違って不便に感じてます。
※Mate20Proも「Always On Display」機能があるけど、スリープ中は時計とバッテリー表示しかできず、通知アイコンは出てこないみたいだったので、Note9のAlways On Displayとは少し異なるみたい。

機能改善はできそうな気もするので、アップデート更新で改善してくれることを期待。


総合的に見てもトップクラスとなった中華スマホ


Mate9の時に書いた記事を改めて確認したら、当時はバッテリー持ちは凄く、カメラも上位と遜色ない、ただ操作感度(スクロール等)に若干違和感があるかもとしてました。

その時から比較すると、Mate20Proはバッテリーは相変わらず良く、カメラは圧倒的なトップクラス、操作感度や設定周りの機能も違和感は無くなり、Galaxyと同格クラスに変貌しています。

かつての中華スマホと言えばパクリデザインスマホ(Ascendシリーズ時代)というイメージは完全に無くなり、もはや日本メーカーを遥かに上回り足元にも及ばなくなっています。(部品は色々と日本製が使われていると思うけど)
それに加えコスパも良いとなればHUAWEIに太刀打ちできるメーカーはAppleとSamsungぐらいしか無さそう。


中華スマホどんどん魅力的な商品でてきますよね。日本のメーカーも頑張って欲しいけど無理だろうなぁー。
[ 2018/12/24 17:37 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

>よしき さん
Mate9を使ってたときは、一部分は魅力的でも全体を見ればまだ粗もあった感じでしたが、僅か1年半で全体的にも完成度が高い製品となっていてビックリです。
XPERIAもZ3を最後に買うのをやめてしまいましたが、今のスマホはデザインがマンネリ化しているので、ソニーにはもう一度arcのような斬新なデザインで攻めてほしいですね。
[ 2018/12/24 18:43 ] [ 編集 ]

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