BRAVIA KJ-55A9Gレビュー|UIヌルサクでFireTV要らず、外付けHDDでMP4動画も見れるしアプリ豊富

今年発売された「BRAVIA KJ-55A9G」を色々触って見ましたが、7年前に発売された「BRAVIA KDL-32HX750」と比較し、一番買ってよかったと思えた点は、UIがヌルサクで遅延が殆どないこと。
HX750の時は電源をON直後、テレビ番号や入力切替が押しても中々反応せず、BRAVIA=遅延と言うイメージがあり、AndroidTVが搭載された最新機種もソコが不安点でしたが全く問題なかった!

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55型でも他社より重量は軽くスタンド込みで22.3kg
力持ちの人なら1人でも持てるかもしれない。
有機ディスプレイは非常に薄く、スタンドもスッキリしているので、大型テレビでもHX750よりむしろスッキリ見えます。
因みに端子類を抜き差ししやすいように一部カバーは取り外してますが、付ければケーブル類が隠れて更にスッキリします。


地デジ・BS4Kは普通に当たり前のようにキレイなので特に感想を述べるまでもありませんが、SONYだけAndroidTVが搭載されているので、この部分の感想を少し紹介します。

AmazonプライムはFireTV要らず


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リモコンに「ホーム」ボタンがあり、ここでBRAVIAの機能が全て見ることができます。
SONYっぽいUIで使いやすく、最初に述べたようにリモコン操作がヌルサクなので快適。
※Abame、YouTubeなど一部アプリはリモコンに専用ボタンがあるので、ワンタッチ起動できる

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AmazonプライムのUIもヌルサクで、視聴中の早送り等もストレスなくリモコン操作ができました。
(再生前にたまに発生するCMスキップ方法がまだわからない)
念の為FireTVも売らずに置いておいたのですが、もう不要なので売ってしまいます。

AbemaTV、YouTubeもUIはFireTVとほぼ同じ感じだったので、一昔前のTVに搭載されていたものと違って、しっかりTV用に最適化され使いやすい。


外付けHDDのMP4動画や音楽も再生可能


外付けHDD端子は3つ搭載されていますが、TV録画用の他にデータ用HDDとしても認識するので、アプリを使うことで色々できます。

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GooglePlayストアが入っているので、アカウントログインすればBRAVIAに対応しているアプリが色々ダウンロードできます。

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標準でメディアやミュージックアプリが入っていますが、外付けHDDの認識がイマイチだったので、HDD用途には「File Commander」を使います。

外付けHDDはスマホで言うところの、メモリーカード扱いみたい。
内部ストレージはBRAVIA側で、3.5GBぐらい使える容量があります。
※ルート以降はAndroidと同じフォルダ構成なので、コピーして内部ストレージに移すこともできます。

a9g5 (2)

この辺りはAndroidと全く使い方は同じなので、MP4ファイルを開くと動画再生。MP3などのファイルだと音楽が再生されます。
「VLC for Android」なら倍速再生や早送りもしやすいので、こちらを使うのもいいですが、動画ファイルが多いと最初のデータ読み込みに時間がかかるのが難点。


TVerアプリ対応、ブラウザでRadikoも聞ける


TVerはアプリ対応しているのでストアからダウンロードすればすぐ使えます。
radikoは対応していないので、ブラウザを使う必要があります。
※対応していないアプリはストア検索しても見つからない)


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ブラウザは最初から入っているので、それを使います。
リモコンで操作できるので、radikoのページに入りエリアフリー番組の再生ボタンを押すと聞くことができました。
※ブックマークしておくとすぐに聞けます。

ネットラジオでは「TuneIn Radio」もアプリ対応しているので、BGM代わりに垂れ流すこともできます。


エミュレータもあるが・・・


ストアで「Emulator」と検索すると、「ePSXe」「PPSSPP」などもダウンロードできます。
しかし、うまく移動しないものもあるし、起動できてもBluetoothコントローラーがちゃんと反応しなかったりで、実用性は無さそうでした。

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ホームの右上に「設定」あり、ここもAndroidと同じような設定ができます。
BluetoothでSwitchのプロコントローラーもペアリングできました。(マウスやキーボードなんかも使えそう)

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「Snes9x EX+」アプリはスーファミゲームが起動できたのですが、コントローラーの反応が悪く、BRAVIA側のリモコンももちろん使えないので、遊ぶことはできなかった。


キャスト出力でPCやスマホをワイヤレスで映せる


数年前のBRAVIAは入力切り替えで「Miracast」が出来たらしいのですが、A9Gでは探しても見当たらず、そのかわりChromecast機能が内蔵されており、特にアプリや設定をする必要がなく、同一Wi-Fiに接続されていれば自動的に認識されます。

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PCならChromeブラウザの設定から「キャスト」を開くと、A9Gが見つかり接続させると、PC画面がTVに映ります。
しかしPC側でChromeを最小化しても、TV側はChromeが表示されたままなので、スクリーンミラーリングのように使うことは出来ませんでした。
無線だと遅延もあるので、動画ぐらいでゲーム用途だとHDMIケーブルを使ったほうが良さそうでした。


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スマホでは「Google Home」を入れて、ホーム画面でアイコン長押しして「画面をキャスト」します。

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こちらはTV出力後、スマホの画面がそのまま映るのでゲームアプリなんかもTVに映ります。
ただ無線は遅延があるので遊ぶには厳しいかも。


BRAVIA A9Gは主にBS/CS4K、Abemaなどネット動画視聴が最大のウリですが、AndroidTV機能も中々楽しめたので、高額でしたが大満足です。
※液晶TVのX9500GシリーズなどもAndroidTV搭載なので、同様の機能が使えるはず

[ 2019/08/03 00:02 ] 家電・周辺機器レビュー | TB(0) | CM(0)

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