HUAWEI Mate30Proレビュー|カメラ・バッテリーは最強、エッジ傾斜と音量ボタン廃止に違和感

中国版ファーウェイMate30Pro(LIO-AL00)を購入して約2週間経過しました。
中国版HUAWEI Mate30ProにGMS(Google)簡単インストールする方法
初日に書きましたが、GMSをインストールすれば、ホームランチャーアプリだけ使えない以外は、何不自由なく使用できソフトウェアアップデートしても影響なしでした。

実際に使ってみて、現時点での最強スマホ(特にカメラ)は実感できましたが、一部分はMate20Proのほうが良かったと思える箇所もあったので、そのへんの感想を書きます。


Mate20Proとの比較


すでに売却済みですが、Mate20Proは今まで購入してきたスマホの中でもベスト3に入るぐらい完成度が高くお気に入りでしたが、購入直後真っ先にに違和感を感じたのがデザイン(エッジ)部分で、個人の好みによるものですが、唯一の不満点でした。

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背面のカメラ部分は少し出っ張っているので、スマホを置いた時少しガタガタするので、大事に使うならケースは取り付けたほうが良さそう。
iPhone11Proのようにヘンテコデザインじゃないのでカッコいい。

色はグリーンで、この色だけか不明ですが、若干指紋防止加工されているようで、爪でこするとわかりますがちょっとザラッとした感触があります。
Mate20Proのミッドナイトブルーも同様で、角度によって斜めのラインが浮き上がっていましたが、Mate30Proではラインの浮き出る感じは殆ど無くなっています。

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ホーム画面は同じですが、中国版ではファーウェイのホームランチャーしか使えません。
ランチャーアプリはインストールできるのですが、デフォルトホーム指定で、ファーウェイ以外は選択できない仕様になっています。
恐らくグローバル版(LIO-L29)では、切替可能だと思います。

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そしてMate30Pro唯一の不満点が、この深すぎるエッジと音量ボタン廃止。(音量ボタン仕様にかんしては後述)
画面が見にくいという理由では無く、手に持った時の感触がMate20Proと違ってフィットしないのです。

20Proではサイドが均一にカーブし、四角も丸くなっているのでフィット感は抜群だったのですが、
30Proではエッジの画面がある部分と無い部分の境目に若干段差があることと、カーブの均一さが無くなり、背面にかけてのほうが平坦気味になっています。
更に四角もやや角ばっているので、手に持った時にゴツゴツがあり、198gの数字以上にゴツい感触になってしまっています。

操作感に関しては、エッジが深くなったことでの誤操作はあまり感じませんが、縦持ちでYouTubeを見た時、スクロールバーの一番左端・右端はちょうどエッジ部分になってしまうので、動画の最初と最後付近に移動しにくい感じ。
また、スマートニュースなどで、恐らく手のひらが画面にふれてしまっているからだと思うけど、左右スワイプが反応しないことがあり、意識的にスマホの持ち方を修正することが度々あります。

というわけで、フィット感に関してだけ私は20Proよりマイナス評価です。
(たぶん手が大きい人ほど違和感は薄れると思う)


解像度の比較


20Proが3120 x 1440 WQHD+
30Proが2400×1176 FHD+
で、バッテリーの使用時間を伸ばすためか解像度が落ちています。

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※表示の写真は別カメラで撮影したもの

画像では違いがわかりにくいですが、20Proは青みがかったクッキリした表示に対し、30Proは黄みがかった少し柔らかめの表示に感じました。(解像度以外のディスプレイ周りの機能設定は同じにしてます)

並べてみたら色合いの違いは感じましたが、どちらも十分キレイなので使っていくうちに30Proにも慣れてくるのでいいかな。
それよりも、やっぱりエッジが深すぎるせいで、端の部分に違和感を感じてしまう。
今までのエッジスマホは許容できたけど、30Proのエッジ深さだけは違和感のほうが勝ってしまう。


文句なしの最強カメラ


ファーウェイといえばライカカメラ。普通にシャッターを押すだけで誰でも綺麗な撮影ができてしまいます。

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通常倍率

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広角モード

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×2倍倍率

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×5倍率

ワンタッチで切り替わる倍率は、「広角・×1・×2・×5倍」
ピンチ操作で最大×30倍まで望遠撮影できますが、高画質を維持するならやはり×5倍までが良さそう。

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夜景モード 通常倍率

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夜景モード ×5倍だったはず

夜景モードはシャッター押した後、5秒ぐらい撮影後処理が入ります。(その時たぶんカメラ動かしても問題ない?)
拡大モードでも看板の文字がハッキリと見えます。
通常モードで撮影した写真を拡大させるより、始めから拡大モードで撮影したほうがボヤけが無いと思います。

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逆光が強い場所での通常撮影

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食べ物の通常撮影

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通常撮影

私は撮影腕前がさほど高くないですが、それでもワンタッチでこれだけ綺麗に撮影できたらデジカメ並だと思う。
なお、20Proであったスーパーマクロ撮影モードが無くなっています。
通常モードで被写体に接近するとボヤけてしまうのですが、この場合は×5モードを使うと細かい文字もボヤけずに接写できるので、マクロ撮影にも対応できそうでした。


バッテリー、音量ボタン、指紋・顔認証


バッテリーは4500mAhですが、これは文句なしでいつもの出勤中のブラウザ閲覧・株アプリ使用で大体2時間ぐらいですが、残量は80%以上残ります。
3D系ゲームアプリを少しやっても1日で50%以下になることは殆ど無し。
またスリープ中の常時時計表示ができるAlways on displayを使用していますが、これを使っていてもバッテリーの影響は殆どないです。

先日のGalaxyNote10レビューではバッテリーが最大のデメリットと評価しましたが、バッテリー容量以上にスリープ中の安定度がGalaxyより高いです。
これはMate20Proでもそうでしたが、その代わり通知をONにしていても来ない時が結構あります。
何度か設定を弄って必要なアプリは来るようにしたのですが、イマイチ設定周りの仕組みが理解できていないので、ファーウェイのスマホはこの辺りを制御してバッテリー持ちを良くしているのかもしれません。

そして、他のメーカーより先んじて音量ボタンを廃止しています。
正直な所、最初のネックで指摘したエッジデザインの持ちにくさを感じなければ、スッキリしてプラス評価でしたが、そうでは無かったので、逆に手軽に音量操作・スクショ撮影ができなくなったのでデメリット評価です。

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音量増減は端末の上部の左右ベゼル付近を2回タップするとできます。
感度はよく誤操作も殆ど無いですが、呼び出してからバーで音量することになり2アクション必要なので、物理音量ボタン操作のほうがマシ。

またスクリーンショットは
ユーザー補助機能-ショートカットとジェスチャー-「エアジェスチャー」をON
にした上で、スマホ画面から20cmほど離れた場所に手のひらをかざし、画面上に手のひらアイコンが出たら、そのまま手を軽く閉じる(グー)とスクショができる。

これも慣れると感度は良いので、反応しなくてイライラは感じないのですが、これは電車等人前で行うと結構恥ずかしいので、やはり従来のやり方のほうが良かった。
エアジェスチャーを使わない場合、指関節部分で2回ノックするとスクショ取れる設定もできるのですが、これ関節部分がどこを指すのかよくわからず、説明画面通りの指の動きでノックしても全く成功しません。

音量呼び出しは駄目ですが、スクショのほうはゲームアプリによってはジェスチャーのほうが案外撮りやすいので、人前じゃなければいい感じだと思う。

ディスプレイ指紋認証・顔認証は相変わらず感度抜群。
30Proが100点だとすると、GalaxyNote10は50点。
それぐらい感度と解除認識スピードが違います。

最後に自分でGMSインストールした場合でも
・QRコード決済OK(楽天Pay、d払い、LINE Payで確認済み)
・銀行・クレカ・株アプリのログインも問題なし
・日本語対応(初回起動時から日本語が選べる)
・ソフトウェアアップデートしても影響無し。
・楽天モバイル(ドコモ)でテザリング含め通信に問題なし
・インストール済み中国アプリは殆どアンインストール可能
といった感じで国内SIMフリースマホと殆ど変わらず使用できました。

メインスマホはバッテリーとカメラが強力なMate30Pro。
サブスマホは軽量化でちょい使いしやすいGalaxyNote10。
この組み合わせがかなり気に入ってるので、今後Noteシリーズはスペックよりもお手軽さ重視で出して欲しいかも。

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