久しぶりに最近のエミュレータはどうなってるのか、探してみるといくつか知らなかったソフトがあったりした。
中でもPSエミュで一ついいのが出ててたようで、長年「
ePSXe」一択だったけど、
「DuckStation」の2強となっていた。

アヒルアイコン。
このエミュの良いところは標準で日本語対応なのと、プラグインを色々組み合わせて相性とか気にする必要が無く、キレイな画質と再現性でプレイすることができるし、UIが見やすく設定の説明が親切に明記されているところ。
またePSXeのAndroid版は有料だけど、これは無料で配信されています。
簡単に使い方を紹介。
ダウンロード
公式サイト:https://github.com/stenzek/duckstation/releases/tag/latest
Android版:GooglePlayストア→PC用はこのページ下にある
「duckstation-windows-x64-release.zip」リンクからダウンロード。
Androidはストアで配信されているのでそこからインストール。
以下先にPC版から説明

zipファイルなので解答して、自分の好きなフォルダに置く。
「duckstation-qt-x64-ReleaseLTCG.exe」が起動するソフトなので、ショートカットなりスタートメニューにピン留めするなりする。
※もう一つのほうも起動ソフトで見栄えするUIだけど、日本語化できない?のでこっちは使ってない。
フォルダも色々あるけど覚えておきたいのは
memcards → メモリーカードデータ
savestates → ステートセーブデータ
screenshots → スクショ画像PCを変えた時等、データを移す際はこのフォルダ丸々コピーすればOK。
あとは、bios、romフォルダは自分で用意してexeがあるフォルダに入れる感じ。
最低限設定と起動方法
初回起動は英語になっているので、
Settings → Language → 日本語で、日本語化できます。
次に持っているロムを反映させる
設定 → ゲームリスト設定に入り
「追加」参照先を入れてるロムフォルダを指定。

このようにリスト表示されます。 ロムデータを自動的に判別しているので、
ファイル名を日本語にしててもリストでは英字表記になります。→「コード」とかが記載されている箇所を右クリック - 「ファイル名」にチェック入れたら、romファイル側の名前で表示されるので、日本語名でも把握できます。
次にBIOSの指定
設定 → BIOS設定に入り、BIOSディレクトリから参照先を指定するだけ。
これでタイトル名をダブルクリックするだけでゲーム開始できます。
起動落ちすることがありますが、「ディスク起動」でロムデータを直に指定する。
または右クリック「高速またはフルブート」で動くはず。
ゲーム中は自動的にセーブされますが、
システム → ステートセーブ →好きなスロットにデータを保存できます。 ステートロードで呼び出す。
その他の設定
<画質を向上させる>
拡張設定
内部解像度スケールを「9X(4K用)」にすると、画質がよりキレイになります。
PC解像度によるので、「5X(1080P)」「6X(1440P)」でPCにあった設定で。

上が4K、下が1X。結構違います。
他のチェック設定箇所はあまり変化がわからなかったので、この部分だけ指定すればキレイな画質で遊べます。
<ゲームコントローラーを使う>
コントローラ設定
最近のコントローラーは
「プロファイル読み込み」で最適な配置になっています。
PS4コン・・DualShock4
PS3コン・・PlayStation Classic Controller
XboxOneコン・・Xbox Controller
その他のPC用コントローラーは、割り当てたい項目にマウスクリックして、5秒以内に割り当てたいコントローラーボタン押して反映させる。
反映が終わったら
「プロファイル保存」-「新規」で任意の名前つけて保存すればいつでも呼び出せます。
<機能ワンボタン呼び出し>
ホットキー設定ディスク交換やステートセーブ保存をキーボードボタンに割当することができます。
特に「早送り」と「巻き戻し」は便利。
早送りはデフォルトで「TAB」キーに割り当てられてますが、Tabを押している間、ゲーム進行が早送りになるので、ロード画面等で待たされること無く遊べます。
Androidアプリ
スマホ用は日本語非対応。 しかし設定等はPC版と一緒なので、同じ箇所を重点的に設定しておけば同じように使えます。
<最初にすること:BIOS/ROM指定>右上メニュー - 「Import BIOS」 - BIOSを指定
画面中央 - 「ADD GAME DIRECTORY」 - ROMフォルダを指定

ゲームリストが反映されるのでソフト選択して起動。
<画質向上>設定 - Enhancements - 「Resolution Scale」- 9x(4k)等
上が9X(4K)下が実機同等の1K
<コントローラー設定>設定横の+ボタン - Port1 - Button Bindings
例:UP項目タッチ - メッセージ出たら、コントローラーの上を押して割当
完了したら、上部フロッピーアイコンからプロファイルとして保存できる
画面上の仮想コントローラー表示が不要なら
Settings - Touchscreen ControllerView - Noneに変更
<TV画面に出力>
HDMIケーブルを使えばスマホの画面をTVに出力して遊べます。
※BRAVIAではTV側の設定で「ゲームモード」にすれば遅延が無くなります。
・
Anker 高耐久ナイロン USB-C & HDMI ケーブルこのケーブルを使用しています。
PCはお好みで、スマホは無料がメリット大
PC版に関しては、ePSXeも標準日本語対応で、プラグインも画質部分に関しては標準のものを使えば4K並に表示できるので互角。
ただ、ePSXeは完成されてるため更新が停滞しているが、DuckStationはスマホ版ともに開発が活発で更新頻度が高いので更に機能が良くなりそうな気配。
※PCはいつ登場したか不明だけど、Androidは2020/9/13に初回verが公開された。
スマホ版に関してはePSXeのほうが標準対応で、PC版以上に扱いやすいのでオススメだけど、有料アプリがネックで手が出ない人も多いため、無料で使えるメリットが非常に大きい。
唯一の欠点は現時点ではBIOS必須という点。
そこは昔から各自ネットで調べるのが暗黙ルールなので仕方ない。
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試してみましたけど、実物のディスクから吸い出したソフトしか対応してないですね。
PSアーカイブスをISOに変換したデータだと一切認識できませんでした。
ePSXeだとどっちも対応してたんですが…。
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