XPERIA1Ⅲ初日レビュー|指紋付かない質感◎ 新たなデメリットに発熱の感じやすさ

ahamoが機種変できるようになったので、ドコモオンラインで購入したXPERIA1Ⅲ。
初日に触った感想です。

待ちに待った指紋付かずの質感


1三

XPERIA1Ⅱと5Ⅱは完璧なモデルでしたが、唯一気に入らなかったのが背面指紋の付きやすさ。
最近は他のメーカーもフラッグシップ機は従来のテカテカ質感からマット調にしたものが多くなってきてたが、ついに1Ⅲで背面がシックなマット調になり指紋は全く目立たなくなった!

色はブラック。
パープルも店頭モックは濃紫でほぼ黒に見えたけど、指紋が付かないとなったらやっぱりXPERIAはブラックに限る。


カメラも他社みたいに角餅がへばり付いたダサさも無く、1Ⅱと同じ程度の出っ張りで非常に見た目が美しい。
近年のハイエンドスマホはカメラデザインが見苦しいものが多いので、XPERIAはずっとこのカメラデザインを維持していてほしい。

指紋認証感度も良好。
一時期ファーウェイ使ってたので画面指紋認証に拘っていたけど、もう指紋認証の使い勝手に慣れたのでこれで十分。顔認証機能もこのまま無しの方向で問題ない。

質感については歴代XPERIAの中でもダントツで1位です。


事前リーク通り発熱が新たなデメリット


「スナドラ888 発熱」がワード検索最上位になるぐらい発熱があるCPU。
1Ⅲも中国版レビューで、発熱とバッテリーがデメリットで挙げられていたけど、私も発熱に関しては同意で、ブラウザや動画視聴程度でも暖かさを感じる発熱が新たなデメリットと感じた。

CPU Monitorアプリで計測 7月で室温26℃ 充電はせず
CPU1.jpg

26℃~30℃:放置してスリープ解除後の温度。ひんやり。
35℃:5分ほどブラウザを見たりですぐ到達。まだ温もりは気にならない。
38℃~40℃:10分以上ブラウザや他のアプリを行き来していると到達。温もりを感じる。
45℃前後:使い始めの影響か不可解な上昇。かなり熱く一旦使用やめる

スマホ購入直後は不安定で1週間ぐらいで安定しだすけど、恐らく40℃前後はゲームをしなくてもすぐに到達する感じ。
カメラを使っている時は特に暖かくなりやすかった。

ただ、GalaxyNote20Ultra(スナドラ865Plus)でも計測すると、すぐに40℃ぐらいに到達するが背面はXPERIAほど熱さは感じない。
アプリが正しく計測できているのだとしたら、同じ温度でもXPERIAの排熱処理や背面材質で熱さを感じやすいということも。

少なくとも直近で使っていたXPERIA5Ⅱよりも、手に持つ発熱は感じやすかった。
せっかく質感が完璧だったのに、発熱の問題が出てしまったのが惜しい!

バッテリー持ちに関しては5Ⅱより減り速度が確かに早い。
スペックを要求するゲームは殆どしないけど、1日操作して5Ⅱが50%残るとしたら、1Ⅲは同じ時間でも25%程度残るぐらいの感じで1.5倍ぐらいの減りスピードが体感で感じます。
4K液晶という点と、60Hzモードにすれば消費は抑えられるので、発熱ほどバッテリーに関しては大きなデメリットというわけではないです。

カメラは専用アプリ一本化


標準カメラが廃止で「PhotographyPro」に一本化。動画は更に本格的な「CinemaPro」もあり。
BASICモードが追加され、基本の縦持ち撮影が専用カメラで使えるようになったので、ホーム画面に2個並べる必要なくなり便利になった。

×1.0
CAMERA (2)

×2.9
CAMERA (3)

×4.4
CAMERA (1)

BASICモードでは×0.7、×1.0、×2.9、×4.4~の4パターンが1タッチで切り替えられる。
×4.4以上は手動スライドで更に拡大できるけど、4.4でも結構手ブレしやすいので、それ以上は実用的ではない。

ファーウェイのように、やたらと細かい文字がくっきり見えたり、見栄えするようなAI補正無いが、補正を極力なくして自然な色合いで仕上がるのがXPERIAの方向性なのでこれで十分。


機能


機能に関しては1Ⅱ/5Ⅱとさほど追加されたり変わったりしてる部分はなし

<画質>
GASITU.jpg

デフォルトで「スタンダードモード」
特定のアプリを使うと「自動的にクリエイターモード」があるので、これを利用したほうが便利。
クリエイターモードは発色が明るすぎるので、ブラウザ閲覧時には逆に疲れてしまう。
120HzはデフォルトOFFなので、ここは忘れずONにしておきたいところ。

リフレッシュレート確認サイト:UFO Test
120HZ.png

このサイトを開くと、宇宙人の動く様子で滑らかさがわかります。
ONにしていると120Hzになっていて、OFFにすると60Hzで認識されるので正しく切り替えできていることがわかります。


<オーディオ>
saund.jpg

「Dolby Atmos」「360 Spatial Sound」「DSEE Ultimate」の3つ。
ソニー独自は360とDESSで、両方ONにすることはできない。
360が新たに追加された機能だけど、これは360 Reality Audio対応のソニー製ヘッドホンと専用アプリ「Sony Headphones Connect」使用時限定機能みたいなので、通常はDSEEのほうをONにします。


完璧では無いけど前モデルより上振れ


指紋付かずの背面になり、ついに完璧なXPERIAになったかと思いましたが、発熱が新たなデメリットとなってしまったのが残念。
逆に言えば、また来年まで買い替えの期待感でワクワクすることができるのでポジティブに。

ハード・デザイン面に関しては、もう完成形の域に達してしまったのでここは変に変えず、あとは海外勢に遅れを取っているソフトの面でブラッシュアップしていって欲しい。

一括15万円の価格は、ソニー信者でもそろそろ高すぎる感じになってきたけど、現時点のXPERIA1Ⅲの出来栄えでも合格点の水準だったのでガッカリ感は全くしてない。
来年のXPERIA1Ⅳが、悪夢のXPERIA Z4再来になりませんように。

[ 2021/07/10 12:57 ] Xperia1ⅱ/5ⅱ/1Ⅲ/1Ⅳ/5Ⅳ | TB(0) | CM(0)

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