増配で驚異的な配当利回りになった商船三井は月曜日も続伸。
他の海運業も連れ高していて、明らかに増配を織り込んでいるが、気になったのは各社の配当性向。
配当性向計算:1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100(%)商船三井
配当方針ページに当面20%の記述。
先日の年間550円(300円/250円)で配当性向計算すると
550円÷2797円=
19.6%で、見合った増配。
日本郵船
配当方針ページに25%の記述。
※7月1日に通期上方修正が発表され、最新の配当予想は8月4日の決算時に発表明記済み
ということで現状年間200円配当のここがポイントだけど、25%に当てはめると
520円÷2072円=
25%となるので、4日に最低でも500円の増配が出ると織り込んでいるはず。
川崎汽船 前期まで無配のため今期予測不能
追記
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川崎汽船、配当性向30%目指す 16年3月期にも古い記事だけど、以前は24%で30%を目指していたらしい。
これもしかしたら...
NSユナイテッド海運 IRは見つからないが
前期は配当性向30%の記事先週上方修正と増配が行われ、前期95円、後期未定で後期がポイント。
仮に後期も95円だとしたら
190円÷636円=29.8%となるので、前期の配当は見合った内容
このような感じになっていて、やはり市場は先を見越して動いていて気づいたときには遅かった。
一番の転換ポイントは8月4日の日本郵船の正式な増配発表。
ここで配当性向を超える520円以上となれば各社更に弾みが付く。
逆に500円以下だと期待ハズレ。それでも利回りは高いが海運業は現在連動しやすいので一時的な押し目がありそう。
今日の終値で利回りを見ると
商船三井 6250円 年間8.8%(前期のみだと4.8%)
日本郵船 6380円 520円仮定で年間8.1%
NSU海運 3080円 190円仮定で年間6.1%
NSU海運は時価総額低いのがメリットだが、配当利回りで見ると2社より低い。
やはり3社の中では商船三井が一番高く、配当性向20%は3社では一番低いのでアップ余地もあり一番いい感じ。
問題はこの利回りが期末まで維持されるかということ。
この時期で増配するということは、9月は120%配当確定している。期末は微妙だが、大手企業だとある程度固く見積もっているはずなので、やっぱり減配ということは考えにくい。
来期も550円維持される可能性は期待してはいけないが、そこが意識されるのは早くても9月権利日後になるので、今は単純に550円の年間利回りで考える。
海運業の好業績は、コンテナ価格が上がっているとのことだった。
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日本郵船など大手海運が大幅続伸、コンテナ運賃なお上昇コンテナ運賃指数(SCFI)というのがあるようで、海運業の上昇開始とSCFI指数の上昇と一致しているので、利回り以外ではこの指数に注視しておけば、目先天井になったかどうかの判断ができそう。
アメリカでコロナが拡大してきているが、航空便が減るということは船便にはプラス?
よくわからないが、コンテナ運賃指数動向次第で海運業の見通しが決まりそう。

週末じっくり考えた末、思い切ってポジションを変え、商船三井を200株→800株まで増やした。
(先週の時点でこれだけ勝負できてれば良かったのに...)
JVCケンウッド・・結局週明けも弱そうだったので232で6桁損切り。
愛三工業・・持ち直していたけど商船に集中すべく微損で損切り
コメ兵・・今日は戻した。8月6日辺りで7月月次が出る。7月は五輪で外人が一杯来ているのでポイント。結果次第では決算8月13日持ち越さず一時撤退するかも。
NER ART・・またハゲ会長に騙されたのだろうか...利回りで大手の商船三井が上回っているので、信頼性の無いNEW ARTは利回り5%後半でも旨味無いと判断されやすいかもしれない。1Qの数字が良くないと短期の巻き返しは難しいか
商船三井・・強気。一先ず9月分の利回りが意識されるので、仮に6500円だと4.6%。7000円でも4.2%なので十分高い。週足の乖離が大きすぎる点だけが怖い所。6000円下抜けせず足場作って調整してくれれば気持ちは楽に
似たような増配銘柄で極東貿易も今期大幅増配発表後、張り付きスト高後、1900円(7.6%)で寄って、その後押し目無くジリ上げして現在は2600円前後(5.5%)
商船三井はすでに相当上げてるが、9月権利日までは最低でも6500円超えは見れるはず。
今の含み益で、ようやくJVCとNEW ARTの穴埋めができてるだけなので全く勝った気がせず、今日の6250円ではまだ全然安心できない。