相場価値がわかる「日本貨幣カタログ」と限定記念硬貨販売の「造幣局オンラインショップ」

日本貨幣商協同組合が毎年発行している書籍「日本貨幣カタログ
なんでも鑑定団の放送で、貨幣価値も細かに掲載されているということを知り興味を惹かれ、1年前のものだけどラクマで「日本貨幣カタログ2022年」を購入した。

KAHE (1)

カタログだから立派な装丁かと思いきや普通の書籍だった。
でも中身は実際の貨幣写真と、興味を引かれた貨幣価値が事細かに記載されていて大満足。
貨幣価値も現行貨幣でさえ、価値のあるものが沢山あるということを知り、新たなジャンルへの収集癖が沸き立ってしまった。
(ギザ10円の本当の価値とか)

本の内容と独自に調べた事を書きました。


目次
KAHE (2)

前半は主に明治時代~現在の貨幣(記念硬貨含む)で、後半は江戸時代の小判などが掲載されていて、全てに相場価値表付きで載っている。


1ページだけ中身撮影すると
KAHE (3)

年ごとに発行枚数や価格相場が載っている。
貨幣にも状態評価があるようで、
「プルーフ」※詳細は後述、「完未」、「未使用」、「極美品」、「美品」、「並品」
の6ランクあり、説明を見る限りレジのおつりで偶然入手できる類だと、殆どが「美品」か「並品」に当てはまるようだった。

本は前の所有者がマーカーチェック入れていたけど、発行枚数の少ない年であればあるほど価値がある。
例えば、子供の頃から知っている有名なギザ10円(昭和26年~33年発行)でも
昭和27年~30年は発行枚数が多いので、「並品」では無価値
しかし、昭和26年、32年、33年は発行枚数が少なく、並品でもそれぞれ「50円」「80円「100円」の価値相場と掲載されている。
子供の頃ギザ10円集めてたりしてたけど、発行枚数の事など知らなかったので、恐らく27年~30年物ばかりだったのかも。

以外だったのは5円硬貨が並品でも価値が高いらしく
平成22年~25年ものは、並品でも「2000円」の評価が付いている。
これは50円でも当てはまり、22年~25年ものは「2000円」の評価。
今からレジのお釣りで偶然入手できる類では、5円と50円で平成22年~25年は激レアと覚えておくことにした。

5en.jpg

財布を覗くと平成20年の5円発見。これも並品「100円」らしい。取っておくことに。


現行貨幣「プルーフ」や、記念硬貨の入手方法は造幣局オンラインショップで購入できることも知った。

puru-hu.png

令和5年銘通常プルーフ貨幣セット〔年銘板(有)〕 7,857円
令和5年銘ミントセット 2,100円
参考Wiki:ミントセット

Wiki情報によると、
ミントセットは完全未使用(完未)貨幣をプラスチックケースに入れ販売したもの。
プルーフは鏡面仕上げにした特別製造のプルーフ貨幣を人工革製のケースに封入したもの。
とあるので、状態価値は「プルーフ」と「完未」に相当するのだと思う。
販売価格が高いので購入しても原価割れということになり、プレミアが付くかどうかはその年の発行枚数次第ということになる。


もう一つ造幣局で毎年定期的にシリーズ販売している記念硬貨も購入できる。

nintama.png

忍たま30 2023プルーフ貨幣セット 【申込期間:6/27~7/18】 15,500円
忍たま30貨幣セット 【申込期間:6/27~7/18】 3,100円
七宝章牌「那智の扇祭り」 【申込期間:6/26~7/18】 180,000円
ICDC2022メダル(金メダル) 【申込期間:6/26~7/18】 308,000円
ICDC2022メダル(銀メダル) 【申込期間:6/26~7/18】 5,000円

現在5点、予約抽選販売方式が行われている。
しかし、ショップでは予約数に達しなかった貨幣は引き続き販売されているので、人気、不人気の見極めも必要になりそう。

日本貨幣カタログは、これもデータベース化されていて、例えば
令和2年販売の「エヴァンゲリオン」は、販売数20,000、造幣局販売価格13,700円、価格25,500円
と記載されていて、価格が相場に当たるのだとしたらプレミアが付いていることになる。

ヤフオクで本当にその価値かオークファンで調べてみると
4572★【希少レア】造幣局 エヴァンゲリオン 2020 プルーフ貨幣セット EVANGELION 2020 Proof Coin Set 13,001円落札
23年5月~6月も複数落札記録が見つかるが、概ね13,000円~16,000円となっており、販売手数料を加味すると運が良ければ若干プラスぐらいで、本の相場とは異なっていた。


こんな感じで、本を買ったおかげで新たに興味を持てるジャンルが一つできたので良かった。
現行貨幣や記念硬貨で、お宝になるかどうかの判別は中々難しいけど、まずは
・お釣りで平成22年~25年の5円・50円をチェック
・記念硬貨は好みの絵柄が手頃価格で販売されたら採算度外視で収集
で集めてみることにした。
ポケカのように異常な高値にはならないだろうけど、貨幣なので一定水準の価値は残るだろうし、趣味を聞かれたときに、貨幣収集に興味ありますと答えられるのも大人としては格好が付きやすいだろうし。

[ 2023/06/29 11:29 ] マネー | TB(0) | CM(0)

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