失業手当給付と求職活動実績について。
退職前後にネットで攻略法というか給付の仕組みを入念に調べたけど、結論としては検索上位に出てくるサイトは似たりよったりで、実際に行った時系列での記録記事というのは見つけにくい。
大まかな制度やルールは他所のサイトで見ればいくらでもわかるので、
ここでは実際に行った記録を残すことにした。
9月6日更新:9回~11回とまとめを追記して完成
【申請申し込み】 所要時間1時間30分
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22年間勤めた会社を退職し国保~年金~失業保険などの仕組みを調べ手続きをする1回目のやり取りは上記記事の「ハロワ失業保険手続き」に記載してるけど、ハローワークへの失業保険手続きは別にすぐに行く必要は無い。
ネット記事では「退職後すぐ」とあるが、これは
手続きを済ませた日から給付期間が始まるだけなので、生活に余裕があれば1~2週間経過後に申し込んで構わない。

また
申請申し込みに行った曜日が、その後給付認定日設定曜日となるので、カレンダーを逆算して一番都合の良い日にちとなる曜日に出向くのがコツ。
※この曜日仕組みはネット情報で見つけられずで知識無く、たまたま水曜日に出向いたのだけど、9月は株の優待権利日と同じ日になってしまった。
しかし、認定日の出向く時間は午前9時頃からで昼までには戻ってこられるし、認定日であれば設定時間外でも対応してもらうことは可能なので、終日行くのが困難じゃなければ問題なし。
あと申請申込時の注意点として、
離職票1と2の原本は回収されてしまう。離職票は国民健康保険、国民年金保険の手続き(減免申請含む)でも必要になるので、必ず原本はコピー(pdf化すれば尚良し)推奨。
私は非常に用心深いので、こういうのは全部コピーしてしまう。
手続き完了後、私の場合は結局自己都合退職(コード40)で妥協してしまったので、認定日まで以降2回求職活動活動が必要となった。
※1回目の申し込みも1回分の求職活動実績に含まれる
【2回目】 所要時間1時間
2回目はハローワークが実施しているセミナー参加。
これは1回目の時、「利用すれば求職活動となるから申し込みしますか?」と案内されたので申し込んだ。
※案内がない場合は、1回分普通に求職活動実績作り必要
椅子に座って話聞くだけで終了。
学生時代は1時間でも授業は辛かったものだけど、大人になるとこういうのも懐かしくあっという間に時間は過ぎた。
なお求職活動実績はスタンプ、もしくは講習受けた証明書が貰える。
【3回目】 所要時間1時間
2回目と日程前後したが雇用保険説明会。
これは失業手当申し込んだ人は、必ず参加する必要がある説明会で、求職活動認定には含まれない。
これも椅子に座って、失業保険制度の話を聞くだけ。
【4回目】 所要時間1時間
1回目の認定日。
但し自己都合退職の給付制限なので、認定を受けても給付はされない。
事前に貰う申告用紙に、開始時刻が記入されているので、基本はその時間内に行くが、当日であれば受け付けてもらえる。
流れとしては
→申告書と資格証の2枚渡し、マイナンバーカードを見せる
→順番待ち番号札を受け取る
→番号が呼ばれたら、資格証と次回日程が記載された申告書を受け取る
これだけ。
しかしうちの地域では毎回100人程度が、この時間帯にくるので、とにかく待ち時間が長い。
1回~4回目までは自分から求職実績しなくても流れで回数満たせたが、5回目からは色々考えて実績作りが必要になる。
【5回目】 所要時間10分(待ち時間は50分)
通常は
次回認定日までの間隔は1ヶ月で、この間に2回の実績作りが必要だが、
給付制限がある場合、2回目の認定日までは2ヶ月間隔が開くことになるので実績作りはのんびりでも問題なし。
1回目の実績作りは普通にハローワークに行って、「職業相談したいんですけど」と言って受付する。
なお毎回持っていくものは「資格者証」 これに日付スタンプを押してもらい活動したことになる。
午前中に行ったが待ち時間だけで50分。
ハロワも5回目で雰囲気がわかったが
午前中は人が多いので避けたほうが無難で、午後以降のほうが空いていて特に15時以降は空いていて待ち時間は殆どない。初めてなので、事前にネットで情報武装しておき、無難な問答を事前に考えていたが、担当した職員から質問があり受け答えする形となった。
流れとしては
→資格者証にまずスタンプ押す。
→求職者の情報をパソコンで確認。
※ここに初回記入したアンケートや、求職活動内容などが職員によって記録されてると思われる
→職員から質問くるか、自分から質問するか、その時の雰囲気で判断
今回は初回記入アンケートで、とりあえず適当に「清掃業」希望と書いていたので、その職種で募集してる所をプリントアウトしましょうかということになった。
最初に手続きしたときに、退職理由を「視力が低下して仕事が辛くなった」ということにしておいたから、やたらと「お疲れになったんですね~」と労られて困ってしまう。
※このハロワでは窓口担当の9割が女性職員か若い男性職員。そして何かやたらと手当受けてる人に対して、物腰が柔らかいというか同情的というか職員全体的に優しい感じ。
20数年前に初めてハロワ行ったときは、窓口は殆ど男性職員で上から目線の案内だった記憶。
手当目当ては中にはキチガイクレーマーも多そうだから、丁寧な案内をしてるのだろうか。
これで1回分求職活動達成。 次回予約とかは特に無く、好きな時にハロワに来て良い。
因みに求職募集情報は一般サイトには公開されず、ハロワ限定で求職出してる企業もあるので、本気で職探しするときはハロワでも見ておくと、掘り出し職が見つかるかも。
【6回目】 所要時間5分
流れは前回と同じ。
今回は変に同情されるのも嫌なので、スタンプ押してもらい職員が質問するより早くこちらが事前に用意した質問を言う。
「ハロワがセミナー実施していると最初に聞きましたが、これって参加すると求職活動になるんですか?
直近で募集してるセミナーあったらリストか何か欲しいんですけどー」
と、白々しいが初心者を装って質問。
「はい。求職活動になります。ハロワでは毎月セミナーやっていて、~~うんぬんかんぬん~~、リストはこちらです」
と一通り話し聞いて受け取り、「では、これみて参加するか検討します。」と伝えすぐ終了。
これで2つ求職活動でノルマ達成。 こんな感じで今後も小出し質問作戦でしていく。
【7回目】 所要時間1時間
給付制限で2ヶ月空いた後の認定日。
流れは前回と一緒で、この日を持って1回目の給付が認定された。
※給付振込は土日除き、2~3日後に銀行振込される資格証には
5月17日~7月16日まで給付制限期間と記載され
7月17日~7月31日までが今回の給付日数
給付残日数が134日
と記載。
次回から認定日は1ヶ月間隔となり、認定日の度給付されることになる。
以上が、失業手当と求職活動実績作りの実践内容です。
以下は、次回認定のためにオンラインセミナーで求職活動できるかを今月試している最中
【8回目】 所要時間3分(待ち時間1時間)
15時過ぎに行ったのに10人待ち😢
順番が来てスタンプもらい、職員がデータを閲覧する前にこちらから質問し
「dedaというサイトで履歴書の書き方オンラインセミナーがあるみたいなんですが、これに参加しても求職活動になるんでしょうか?」
と、白々しくも素人を装って訪ねる。
「はい。オンライン系でも求職活動実績になりますが、会社団体によっては対象外になることもあるので、セミナー側に電話確認してください。」
と返答。
「そのセミナーは参加後に参加証明書の発行できるようだけど、これを認定日に見せたら問題ない?」と聞く
「証明書があれば大丈夫だとまず思いますが、万が一実績にならない場合は、給付は次回持越しになります」と返答。
概ね想定通りの回答を聞けたので、今日はこれだけ聞きに来たからもう大丈夫と言って終了。
deda:
職務経歴書の書き方セミナー参加しようと思ってるのは、このセミナーでdedaに無料会員登録するだけで申し込みできて、当日の遅刻欠席も自由。
アーカイブ動画会なら見るだけな感じだと思う。
開催前に「dodaオンラインセミナー参加用URL」というメールが来るようで、この中にアクセスURLとアンケートURLがあり、アンケート答えると参加証明書が自動配信メールで届く仕組みらしい。
ものは試しで今月あと1回の求職実績はこれを申し込んだ。
【9回目(オンラインセミナー)】 所要時間1時間
上記で申し込んだdedaのオンラインセミナー参加。
開催前日にメールが届くので開始時刻にURLを開くだけ。
※ZOOMを使用。カメラも音声も不要。

セミナーは1時間聞いておくだけ。
※講師の姿が映るだけで、参加者の人数や顔や音声は一切公開されない(セミナーによって違うかもしれないが)
1時間の内2/3以上の時間聞いておけば求職活動実績認定される。
※一応deda側で参加時刻と退出記録は残る仕組みになってるはず
セミナー終了後、すぐに簡単なアンケートに答えて送信すると、メールで参加証明書が届くので、これをコピーするだけ。
【10回目】 所要時間20分
認定日。
今回はオンラインセミナーで1回分埋めたので、受付でセミナーを受けたという証明書を聞かれたので、事前にコピーした証明書を合わせて提出して受理された。
その後は、特に問い合わせも無く2日後に給付が振り込まれたので、オンラインセミナーもこの方法で実績が作れる。
【11回目】 所要時間10分
ハロワで職業相談で1回分実績作り。
良さげな質問事前に思い浮かばなかったので、無難に自宅周辺でチラシ配りみたいな募集ありますかと聞く。
また募集リストを印刷してもらい程々に切り上げる。
帰宅後、もう1回分は再びオンラインセミナーで実績作りするので、
doda転職オンライン予備校:自己分析セミナーを申し込んだ。
これも、前回のセミナーと同じ仕組みなので聞くだけ。
【まとめ】ということで、まだ半分ほど給付期間中だけど、上記の実例を参考にしてもらえれば、商材っぽいサイトで色々情報を漁るよりマシかと思います。
オンラインセミナーは概要に、参加証明書が貰えるかどうか確認しておけば有効。
実際に行ってみて感じたことは
・20年前に初めてハロワに行ったときと比べ、職員は遥かに感じが良くサービス業かと思えてしまう
・職業相談はこの辺でいいですと言えば、すんなり終了してくれる。 切り上げのタイミングが大事。
・認定日の活動実績チェックは入念に検査してる感じはあまりしない。(証明するものがあればOK)
・マイナンバーカードがあれば、申請時の書類写真添付や、認定日の本人確認用写真は不要
・全ての回で待ち時間が非常に長い。特に午前中や、認定日はついでに職業相談していく人も多い
・自分で探す用のPCは結構あるが利用してる人はほぼ皆無。